私たちの暮らしに癒しを与えてくれる猫ですが、猫の心身の健康状態は分かりづらいもの。元気そうに見えるけど、実はストレスを感じながら過ごしているケースも少なくありません。「メンタルの健康は何を目安にすればいいの?」「私たちの用意した環境で猫は本当に幸せなの?」「爪とぎは何のためにやっているの?」こうした猫のメンタルケア&ヘルスケアについて、猫好きの獣医師・野澤延行先生によるアドバイスをまとめた著書『猫と幸せに暮らすための教科書 家族が知っておきたい猫のメンタル&ヘルスケア』(KADOKAWA)は、飼い主はもちろん、初めて猫を飼う方にも役立つ情報がいっぱいです。今回は本書より、猫好きなら知っておきたい豆知識を紹介します。あなたの「猫」は今、本当に幸せですか?
※本記事は野澤延行(監修)、松本勇祐(漫画)の書籍『猫と幸せに暮らすための教科書 家族が知っておきたい猫のメンタル&ヘルスケア』から一部抜粋・編集しました。
【前回】愛猫は何を考えているの...? 飼い主をジッと見つめる猫の「要求」.
ゴロゴロ音は「満足してます」
猫のゴロゴロは、人にも猫にも優しい心地よい音です。
猫は上機嫌でリラックスしたときにゴロゴロを発します。
これは血流が胸腔へと伝わるときの振動音が喉や鼻を通して響き出したもの。
猫自身の治癒能力を高めるなどの諸説があるものの、いまだ未解明です。
まとめ
猫のゴロゴロ音には、猫も人も癒されます。
猫のゴロゴロの振動音は20~50ヘルツの低周波。
ゴロゴロを発するのは、猫の仲間だけにある特徴です。