食中毒にもカビにもこれひとつ! 今すぐ実践したい「酸素系漂白剤」スーパー活用術

pixta_30871149_S.jpg梅雨に怖いのが、食中毒。この時期、フキンやまな板、食器などはこまめに除菌したいものですね。除菌には様々な方法がありますが、口に入るものに薬品を使うのは抵抗がありますし、煮沸消毒は少し面倒......。そこでおすすめなのが、ナチュラル洗剤である「酸素系漂白剤」を使った除菌です。しかもこの酸素系漂白剤、使い方によっては家中のお掃除に活躍するスグレモノとか。シャボン玉石けん株式会社の石けんアドバイザー・前田博昭さんに、酸素系漂白剤の活用術を伺いました。

 

発泡パワーで、漂白・消臭・除菌効果を発揮!

そもそも、酸素系漂白剤とはどのようなものなのでしょうか?成分は、過炭酸ナトリウム。水に溶けて発泡することで、漂白や消臭、除菌効果を発揮します。同じような効果が期待できる「塩素系漂白剤」に比べると、色柄物にも使用でき、嫌な臭いもありません。危険な塩素ガスが発生するリスクもないので安心です。

まずは、シャボン玉石けん株式会社の「酸素系漂白剤」を使用して、キッチン周りの小物の除菌方法について伺いました。「2リットルの水に対して8g(大さじ1弱)の酸素系漂白剤を溶かし、15〜30分程浸します。温かい方が分解が進むので、30〜50℃の温水を使うとより効果的。ブクブクと酸素が発生して除菌、漂白します。最後に水ですすいだら完了です」と前田さん。
漂白効果で、ふきんのこんな汚れも......fukin_B.jpg
きれいに落ちます。fukin_A.jpg
ちなみにこの溶液、茶渋・コーヒー渋の漂白にも効果てきめん。湯のみやコーヒーカップはもちろん、塩素系漂白剤を使用できないステンレス水筒にも使えます。
中に溶液を注いで15〜30分置いた後、水ですすぎます。頑固な汚れもこの通り!(ただし水筒の外装やアルミ製には使用できません)s_suitou_after.jpg
手やブラシの届かない水筒の細かなパーツ、赤ちゃんのマグなどにも同じように使用可能。ナチュラル洗剤だから、すすぐだけで抵抗なく使用できますね。

 

ニオイ、カビ、シミ。これひとつで一挙解決!

「酸素系漂白剤は、除菌だけでなく、あらゆる場所のお掃除や汚れ落としに使用できます」と前田さん。頑固な汚れが気になる"あの場所"について、お掃除方法を聞いてみました。

●排水口の除菌・消臭
ついつい掃除がおろそかになりがちな、キッチンやお風呂の排水口。汚れたまま放っておくとイヤなにおいがしたり詰まったりすることも。「とくにキッチンの排水溝の内側は、油汚れの上に細かい食べ物のカスがどんどん付着し、放っておくと排水口のつまりを引き起こす原因に」と前田さん。汚れを限界まで溜め込まないうちに、こまめに掃除しましょう。
酸素系漂白剤を100g(大さじ10)程度排水口に入れ、コップ1〜2杯のお湯を注いでしばらく置きます。成分がパイプ内に行き渡り、コポコポという発泡音が消えたら終了の合図。多量のお湯または水を一気に流して完了です。

●浴室やバス用品のカビ対策
〈壁や床〉
「下の写真程度のカビなら、酸素系漂白剤でも十分落とせます」と前田さん。カビ取りには塩素系漂白剤を使う人も多いですが、ナチュラル洗剤で落とせるのなら、ぜひそちらを選択したいですよね。
酸素系漂白剤と合わせて、「シャボン玉粉石けんスノール」(無添加の洗濯用粉石けん)を使用します。1:1の割合で混ぜ、少量の水を加えてペースト状に。名称未設定-1.jpg
カビ部分に満遍なく塗りつけたら、名称未設定-2.jpg
ラップで覆って一晩(7時間)放置(酸素が発生するので密封はしないように)。名称未設定-3.jpg
歯ブラシなどで軽くこすって洗い流せば、この通りです。名称未設定-4.jpg

〈バス用品〉
バスタブに張った水10リットルに対して酸素系漂白剤40g(大さじ4)を溶かし、洗面器やバスチェア、風呂蓋などを入れ、30分程度浸け置きします。全体が満遍なく浸かるよう、15分たったら配置を変えて。さっと水で流せば完了です。※アルミ製のものにはお使いいただけません。yokuso.jpg


●衣類のシミ抜き
食べこぼしなどのしつこいシミ。漂白剤に浸けても取れない! とイライラしたことはありませんか?1761_R.jpg「衣服についた汚れは表面が油でおおわれていることが多く、その状態で漂白剤を使っても、油汚れだけに作用し、その下のシミや雑菌にまで効果を発揮できません。まずは油汚れを取り除くのが先決!」と前田さん。そこで、「石けん洗濯」で油汚れを落とした後に、酸素系漂白剤で汚れの分解や殺菌を行うという、"二段構え"が効果的なのだとか。
洗濯後、2リットルの水に対して酸素系漂白剤10g(大さじ1)を溶かし、衣類を15〜30分程度浸した後、水ですすぎます。分解力を高めるには、30〜50℃の温水を使用するといいでしょう。色柄ものの衣類でも安心。シミだけしっかり消すことができます。1817_R10.jpg

ちなみに、「浸け置きの際にはパスタ鍋が便利」とのこと。中かごが"落し蓋"となって衣類の浮き上がりを押さえ、満遍なく浸せます。

 

こうした掃除や洗濯には専用の合成洗剤が市販されていますが、キッチン用、洗濯用、お風呂用、と目的別に洗剤を揃えるのは手間がかかりますよね。酸素系漂白剤なら、これひとつで用途に合わせて様々な使い方ができますし、身体や環境にやさしいというメリットも。上手に活用して、家中のお掃除に役立てたいものです!

 

前の記事「部屋干し臭の原因は"あの行動"にあった。洗濯習慣改善でカビ&雑菌を撃退! 」はこちら。

 

取材・文/さいとうあずみ

<教えてくれた人>
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前田博昭(まえだ・ひろあき)さん

シャボン玉石けん株式会社営業本部マーケティング部石けんアドバイザー。平成21年より工場見学担当として、工場案内や無添加石けんの製造工程の説明、石けん講話などを行う。現在では、工場見学の他にも、全国各地の消費者団体や学校の環境教育への石けん講師として招かれ、無添加石けんの環境や肌へのやさしさ、石けんの上手な使用方法、シャボン玉商品を使ったナチュラルクリーニング方法などをわかりやすく説明している。

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