すっかり大人になったとわかっていても、親にとって子どもはいつまでもかわいいもの。子どもが結婚して家庭を持っても、つい口を出したくなることもありますよね。しかし、出過ぎた口出しはトラブルのもと。ふとした一言がきっかけで、思いがけない事態を引き起こしてしまうかもしれません。
息子夫婦のもめごとに口出しするのはNG!?
先日とある掲示板で、"息子夫婦の離婚"に関する投稿が話題になりました。投稿者は新婚の息子を持つ母親。ある日息子のお嫁さんから、「息子さんと皿洗いのことでもめています。やらないのに上から目線で、汚い言葉で文句を言われることに我慢ができません。離婚を考えています」と相談を受けたそうです。
息子にも話を聞いてみると、息子は「嫁がだらしないんだよ!」と大激怒。投稿者はお嫁さんに「息子が皿洗いで怒っているから、言われないようにやっちゃった方がいいよ」と言ってその場を収めました。
その後お嫁さんとは音信不通になり、息子夫婦は家庭内別居の状態になったようです。「嫁も悪い」と考えている投稿者ですが、「口を出さない方が良かったかな...」と悩んでいる様子。
この投稿に、ネット上ではさまざまな意見が上がっています。否定派からは「ビシッと息子を叱るべきだった」「家事に協力しない息子に何も言わなかったの?」と投稿者の言動を指摘する声が。「意を決して姑に相談して、そんなこと言われたら傷つくな」とお嫁さんの立場で考える声も見られました。
一方で「息子の肩を持ってしまう気持ちはわかる」「皿洗いくらいキチンとできない嫁も嫁」と投稿者の気持ちに寄り添う声も。
息子にもお嫁さんにも平等な立場からアドバイスができるようになるとベストかもしれませんね。
嫁と良い関係を保つコツ
大事に育てた息子が結婚するのは、めでたいと同時に少しさみしさも感じてしまうもの。ネット上でも「最初はさみしい気持ちもあったけど、とてもいいお嫁さんとかわいい孫ができて私も幸せ」「息子が小さかったころを思い出すと懐かしくなるなぁ」との声が上がっています。
お嫁さんと良好な関係を築いているお姑さんも多く、「時々2人だけでランチや買い物に行く」「孫を連れてしょっちゅう遊びに来てくれるよ」といったエピソードも。お嫁さんと良い関係を保つためにさまざまなことを心がけている人も多いようで、「夫婦のグチは絶対に否定せずただ聞いてあげてる」「家事や仕事、孫の育て方は気になっても口出ししない」といった気遣いも見られました。
もともと他人である人と家族になるためには、距離感や接し方にお互いの配慮が必要なもの。いつでも思いやりの心を忘れないよう心がけておきたいものですね。
文/藤江由美