産直野菜をとことん楽しむ! 青空の下で野菜尽くしのお昼ごはん

産直野菜をとことん楽しむ! 青空の下で野菜尽くしのお昼ごはん 1806p016_01.jpgある晴れた日、料理家・谷島せい子さんは自然豊かな里山に向かいました。お目当ては採れたての農産物。どっさり買い込んで、その場で料理! 楽しくおいしく、野菜でとことん遊びます。

訪れたのは山梨県笛吹市にあるのどかな谷合の町・芦川。農産物直売所は、空の青さと山々の若い緑が目に染みる、美しい場所にありました。
「野菜をいっぱい詰められるように、空っぽのリュックを持ってきたのよ」

そう言ってほほ笑み、さっそく店の中へ。標高900mあるこの町の名産は、夏でも甘いほうれん草。春が遅いため、谷島さんが住む東京ではもう買えない山菜もずらりと並び、あれもこれもと手に取るうちに、やがて持ちきれないほどの量になりました。

 

産直野菜をとことん楽しむ! 青空の下で野菜尽くしのお昼ごはん 1806p016_02.jpg野菜はやがて、買い物かごいっぱいに。

  

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畑を案内してくれた飯高恵子さん・御年80(右)は農業歴60年。
農産物直売所に毎朝野菜を出荷する野菜作りの名人です。

 

産直野菜をとことん楽しむ! 青空の下で野菜尽くしのお昼ごはん 1806p017_02.jpg大根やにんじんは葉付き、泥付き。肉厚しいたけや地元の切干大根、もう一つの名産である手作りこんにゃくも購入。

 
楽しみはまだまだ続きます。手にした野菜を香り高いまま食べようと、庭でランチをすることに!
「にんじんや大根に付いている葉っぱや水菜を刻めば、おにぎりに合う常備菜が作れるわ」と即興料理。芦川の名産であるこんにゃくは、野山を歩いて摘んだふきの葉にくるりと包んで、トースターで蒸し焼きに。あっという間に豪快な山ご飯のできあがりです! ああ、おいしそう!

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野菜の青い香りが口いっぱいに広がる野菜のおかず。菜の花のわさびあえ、こんにゃくのふきの葉蒸しに白むすび、みそ汁を添えて。

 

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芦川農産物直売所「おごっそう家(や)」
住所:山梨県笛吹市芦川町上芦川679-1
電話:055-298-2820
休み:火曜日
時間:9:30~17:00(4~11月)
   10:00~16:00(12~3月)
交通:JR中央本線石和温泉駅より、市営芦川バス乗車。上芦川バス停下車(約50分)

 

次の記事「産直野菜を持ち帰り、わが家でもう一度山料理! 「初夏小鍋」はいかが?(2)」はこちら。

取材・文/飯田充代 撮影/木下大造 

産直野菜をとことん楽しむ! 青空の下で野菜尽くしのお昼ごはん
谷島せい子(たにしま・せいこ)さん

1947年、神奈川県鎌倉生まれ。「スタジオMOW」主宰。航空会社の客室乗務員や主婦時代を経て、料理家を目指し、75年から自宅で料理サロンをスタート。団塊世代ならではの人生を豊かに楽しむヒントを提案している。著書多数。

 
この記事は『毎日が発見』2018年6月号に掲載の情報です。

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