皆さんは「洗顔後の肌がゴワつく」「昔は違ったのに、最近は乾燥肌になった気がする」と感じることはありませんか? 実はこれ全て、肌の皮脂が少なくなったことが原因。そんな皮脂不足の肌を救ってくれるのが、美容オイルなのです!
前の記事「アルガンオイル、スクワランオイル...気になるオイルを徹底解説!/美容オイル(2)」はこちら。
顔はもちろん、髪や手、かかとまでも美容オイルでケア可能
オイルの種類により向き不向きはありますが、基本的には美容オイル1本あれば、全身場所を選ばずにケアができます。それではどこに使えるか見ていきましょう。
1. 髪
シャンプー前とドライヤーの前後
シャンプー前は、オイルを少量手に取って髪になじませましょう。きしみが軽減されます。また、ドライヤーをする前後にもオイルを少量手に取り、毛先を中心にもみ込むと美髪効果を発揮します。
2. 顔
ファンデーションに混ぜる斬新テク
朝晩のスキンケアへの使用はもちろんのこと、リキッドファンデーションに混ぜてから顔に塗れば、日中の乾燥対策にもなります。肌がテカらないよう、1、2滴だけ垂らすのがコツです。
3. 手と爪
ハンドクリーム代わりにマメに塗ってみましょう
ハンドクリームの代わりとして使えます。さらに、爪割れや、ささくれの予防と対策にもおすすめです。寝る前は、オイルにハンドクリームを重ねて塗り、手袋をすると翌日はふっくらもちもちの肌に。
4. 脚
お風呂上がりやマッサージ前におすすめ
ザラつきの気になるひざをはじめ、脚全体に使えます。お風呂上がりの乾燥を防ぐために、ぬれた体にそのままオイルを塗ってからタオルで拭くのもおすすめです。
5. かかと
塗り薬を使わなくてもオイルで代用可能
かかとのガサガサにはオイルが必須です。浸透率の良いものより、肌を保護する効果のあるオリーブオイルや、ターンオーバーを促すローズヒップオイルがおすすめです。お風呂上がりにお試しあれ。
◎「化粧水前にオイル」で潤い肌に導きます
オイルをスキンケアに使うとき、洗顔→化粧水→美容液や乳液→オイルの順番で使っている方が多いのでは?
決して間違いではありませんが、乾燥が気になる方や冬には、あまりおすすめしません。なぜなら、オイルは肌への浸透率が高く吸収されてしまうため、肌表面の乾燥を防ぐ効果は決して高いとはいえないからです。
おすすめなのは、洗顔後すぐの肌にオイルを1、2滴なじませる方法です。オイルが皮脂の役割を果たすことで、肌がふわりと柔らかくなり、その後につける化粧水が肌に浸透しやすくなるんですよ!
そして、最後には必ずクリームを使い、潤った肌にキチンとフタをするのが鉄則。スキンケアの極意は、汚れを取る→潤いを与える→保護する、の3ステップ。年齢肌になると、潤いを貯える力が弱くなるので、最後の「保護する」は絶対に欠かせない工程なのです。ぜひ、試してみてくださいね!
取材・文/荒井さやか