「当たり前」をやめたら驚くほどゆとりができる!/大人のラク家事(2)

rakukaji_P03_01.jpg毎週水、木曜更新!

整理収納に目覚め、収納用品を山ほど買い込み、家中をきれいに片付けたけれど、家事がラクになったかというと、そうでもない。そんな体験、身に覚えはありませんか?
整理整頓には、「ものを減らす」だけでなく、「手間を減らす」工夫をすることが大切です。

本書『大人のラク家事』で50代からの片づけ&整理整頓の工夫を学び、家事をラクにしてゆとりある暮らしを楽しみましょう! 今回は2回目です。

◇◇◇

前の記事「私の片づけ方は間違っているのだろうか?と気づいた40歳の頃/大人のラク家事(1)」はこちら。

 

ものが減ると家事がラクになる

実を言うと、整理収納アドバイザーの勉強を始めたのは、ケアマネジャー(介護支援専門員)として、日頃から高齢者のお宅を訪問していることも関係しています。「定年退職したら」「孫の成長が落ち着いたら」。そう思っているうちに、片付ける体力がなくなってきて、家中にものがあふれているお宅が驚くほど多いのです。「転倒→骨折→寝たきり」という道を辿らないためにも、まず片付けをと、ご本人やそのご家族にお話しすることも少なくありません。できれば、子育てが一段落した時期から片付け始め、ものを減らしながら老後に備えていくのがベストです。

整理収納アドバイザー1級の資格を取得して半年が経ったころ、娘が家を出て独立することになりました。夫婦ふたり暮らしに、たくさんのものは必要ありません。お気に入りのもの、必要なものだけが、すぐに使える状態で置いてあり、家の中はそこそこきれいがキープされていれば十分。このころから、ものを減らすことに拍車がかかりました。

大きいものを減らすと見た目はスッキリして掃除はラクになりますが、生活はそんなに変わりません。毎日使うもの、主婦ならキッチングッズをまず減らしてみると、家事が格段にラクになることがわかりました。

 

「当たり前」をやめたら、驚くほどゆとりができる!

あるサイトで「ジャネーの法則」というものを知りました。それによって、自分の残された人生の体感時間を計算することができるのですが、50歳では人生の9割が終わっていることに!

第二の人生、折り返し地点などとのんびりしている場合ではないと、愕然としました。
ちょうどそのころ、大病を患ったこともあり、「自分がやりたいことだけを、やる」と決めました。

やりたくないことは無理してやらないことにしたので、見た目を気にして調味料を美しい容器に詰め替えるなどという手間がかかる作業はやめました。夫婦ふたりだと汚れないので、掃除機は毎日かけなくていいことにしました。洗濯ものも減ったので、思い切って外に干すのをやめて、乾燥機にお任せしています。年末の大掃除も卒業しました。

ものを減らし、手間を減らしていくと、家事に振り回されることがなくなります。すると、「当たり前」だと思っていたことを次第にやめられるようになりました。年賀状をやめてスッキリ、ストレスを感じるおつき合いもやめて、会いたくない人には会わないことにしています。その分、心身ともにゆとりができて、今まで躊躇していたことや、理由をつけてやらなかったことに取り組むことができるようになりました。

ライフワークのバレーは70代まで現役で続けたいですし、新しいことにもどんどんチャレンジしていきたい。

ゆとりができた今は、毎日がごきげんです。

 

次の記事「ドイツ人は使うものを収納するが、日本人は使わないものを収納する/大人のラク家事(3)」はこちら。

撮影/原田 崇、原田圭介

Rin

ブログ「Rinのシンプルライフ」主宰。整理収納アドバイザー1級。居宅介護支援専門員。片づけ・DIY・北欧インテリアが大好きで、シンプルライフを心がけている。最終目標である「軽やかで自由な老後」を迎えるために、快適な生活に役立つ整理収納法を探っている。

shoei.jpg

『大人のラク家事』

(Rin/KADOKAWA)


発売後、たちまち重版! 大人のためのラク家事のノウハウを一挙公開します。片付けや整理整頓は、それが最終目的ではなく、家事をラクにすること&リフレッシュするための自分時間を持つための手段です。そこで「ものを減らす」だけではなく、「手間を減らす」工夫を徹底的に考えました。すると、これまで「当たり前」だと思い込んでいた習慣ですらやめることができ、ゆとりができました。人気ブロガーRinさんがこれまで実践してきた「ラク家事」をまとめた1冊。

この記事は『大人のラク家事』からの抜粋です
PAGE TOP