「寒い季節には、寒い季節にしか味わえない楽しさがあるわ」。そう話すのはガーデナーの水谷昭美さん。冬の楽しみ方のヒントを教えてもらいましょう!
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「ときどき思い出したようにクローゼットや引き出しを開けてみると、何年も着ていない服がたくさんあって自分でも驚いてしまいます。好きで買ったものばかり。生地がしっかりしていたりすると、捨てられないんですよね。亡くなった主人がいつも着ていたシャツもある...。そんなものを集めて作ってみました。本格的な手作りではないの、小さなリメイク。でも、針と糸を持って手を動かす時間は、あらためていいですね」
クリスマスブーツはご主人のセーターの袖。雪の結晶柄がヒントです。カーディガンは、なんとワンピースの前身頃を半分にカットしたもの!
「思い切ってはさみを入れました。なかなかすてきでしょ?」
「ロングカーディガン」
1. ワンピースの前身頃の中心を縦に裁ち、裁ち目を内側に折ってまつる。
2. 長さ30㎝×幅2㎝のひもを6本用意(共布かカーディガンに似合う生地)。布端を内側に折ってかがり、太さ1㎝程度のリボン状にする。
3. 1の前立て、約15㎝間隔で2のリボンをぬい留める。
「クリスマスブーツ」
1. 男性用のセーターの袖を袖付け位置で裁つ。
2. 袖口を上向きに、肩を下向きに置いて、下の方をブーツの形に裁ち、裁ち目を半返しぬいして袋状にする。
3. 好みで飾りをぬい留める。水谷さんはクリスマス毛らしく、糸で編んだ花モチーフや木
の形の飾りを付けた。
クリスマス色の枝と一緒に玄関に。左隅に見えるのは手作りの雪だるま。
取材・文/飯田充代 撮影/斎藤大地
<教えてくれた人>
水谷昭美(みずたに・あきみ)さん
1951年愛知県生まれ。幼少のころは都会で育ち、自然あふれる田舎に憧れてガーデナーに。いまは静岡県熱海市に住み、庭に四季折々の花を咲かせている。熱海駅や公園の植栽を手がけたほか、自宅で寄せ植え教室も開催。
水谷昭美(みずたに・あきみ)さん
1951年愛知県生まれ。幼少のころは都会で育ち、自然あふれる田舎に憧れてガーデナーに。いまは静岡県熱海市に住み、庭に四季折々の花を咲かせている。熱海駅や公園の植栽を手がけたほか、自宅で寄せ植え教室も開催。