スマートフォンを便利に使いこなせていますか? 大人女性や、大人女性の親の世代では、まだまだ「スマホが苦手」という人も少なくないと思います。そこで今回は、20年にわたって携帯電話業界を取材し続けているジャーナリストの村元正剛さんに、「ツイッター」について教えていただきました。
なにこれ?どうするの?
【今月の相談】
Q.ツイッターって、どんなもの? どうすれば始められるの?
A.アプリを入れれば使えます。簡単で便利な楽しみ方を紹介します。
ツイッターは140文字以内の文章を書いて、インターネットに公開できるサービス。
利用には本人であることを登録する「アカウント」が必要ですが、無料で取得でき、誰でも気軽に始められます。
世界中の多くの有名人がツイッターに自分の近況や意見などを投稿しています。
テレビ局が新番組を告知したり、企業が新製品を宣伝したりするなど、ツイッターを利用する企業・団体もたくさんあります。
また、災害対策の情報を知らせるために活用している市区町村もあります。
ツイッターのアカウントを取得したら、まずは興味のある人や団体をフォロー(下記参照)したり、キーワードを入力して検索したりしてみましょう。
最近話題になっていることが分かるかもしれません。
慣れてきたら、他の人の投稿を参考にして、自分の意見を投稿してみるのもいいでしょう。
タップとは、画面上の記号や項目を指先で軽く1回たたく基本操作です。操作手順の説明に用いている画面は例です。機種によって表示される画面が異なる場合があります。
アカウントを作成する
(1)iPhone は「App Store 」、Android(※1)は「Playストア」から「Twitter」アプリをダウンロードし、アプリを起動したら、「アカウントを作成」をタップ。
(2)名前(本名でなくニックネームが望ましい)、携帯電話番号またはメールアドレス、生年月日を入力して、「次へ」をタップ。
(3)携帯電話番号を入力した場合、SMS(※2)に6桁の認証番号が届きます。それを入力して、「次へ」をタップ。次に表示される画面で、英数字で8文字以上のパスワードを設定します。その後、自分のプロフィールを入力する画面が表示されますが、「今はしない」を選択しても構いません。
(4)英数字の名前(アカウント)を入力する画面が表示されます。ツイッターにおけるメールアドレスのようなものです。家族や友人に知らせやすい名前を考えてみましょう。これでアカウント取得は完了。以降は、分からない画面は「今はしない」「スキップ」などをタップして構いません。
※1 スマホは大きく分けて、iPhoneとAndroidの2種類があります。Androidは、京セラ、サムスン、シャープ、ソニー、FCNTなど、多くのメーカーが製造しています。
※2 SMS:携帯電話番号宛てに送信する短いメッセージのこと。「メッセージ」や「+メッセージ」アプリで読めます。
《「フォロー」って何?》
ツイッターには「フォロー」という機能があります。自分が興味のある人や企業、団体のツイート(投稿)を、自分のホーム画面で見られるようにする機能です。アカウントを作成した後に、おすすめのアカウントが表示されるので、興味があるものをフォローしてみましょう。アカウントを検索してフォローすることもできます。なお、フォローしたことは、相手にも分かります。
フォローしている人のツイート(投稿)を見る
画面左下の家のアイコンをタップすると、ホーム画面(「タイムライン」とも呼ぶ)が表示されます。この画面には、自分がフォローしている人のツイートやリツイート(※3 )、利用者が関心があると予測されるツイートなどが表示されます。
※3 リツイート:他の人のツイートを共有する機能。自分がそのツイートに共感、賛同していることを示せます。
最新のニュースを見る
(1)下の虫眼鏡のアイコンをタップして、次に「ニュース」をタップ。最新のニュースを伝えるツイートが表示されます。詳しく知りたい項目をタップしましょう。
(2)選択したニュースに関連するツイートが表示されます。
知りたいことを調べる
下の虫眼鏡のアイコンをタップ。次に、上の検索欄をタップして、知りたいことを入力すると、入力した言葉が含まれるツイートが表示されます。これは「大河ドラマ」と検索した場合の例です。
このように「ゴーヤ 簡単 レシピ」など、複数の言葉に空白を入れて検索すると、全ての言葉を含むツイートが表示されます。さらに「画像」をタップすると、写真付きのツイートに絞り込まれます。
投稿するには?
(1)画面の右下に表示される「+」のアイコンをタップ。
(2)自分が伝えたいことを140字以内で入力して、「ツイートする」をタップ。写真を投稿することもできます。
(3)自分のホーム画面と、自分をフォローしている人のホーム画面に表示されます。
文/村元正剛 イラスト/サノマキコ