あなたは自分の時間を有効に使えていますか?
仕事時間を1日10分短縮できたとすると、1年間で40時間の短縮になります。すると5年で200時間、そして10年では400時間も短縮できるのです!
時短術の集大成となる1冊「時短術大全」から、ビジネスに役立つテクニックを連載でお伝えします。
未来のために、今できる小さなことから始めてみましょう!
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前の記事「「YouTube」で即席eラーニング~ネット活用術/時短術大全(41)」はこちら。
◎生産性向上につながるネット活用術
1.最新情報は「RSSリーダー」で自動的に受信する
気になるブログをこまめにチェックして情報を集めるには、それなりの時間がかかってしまう。そうした情報収集の手間を効率化するのにうってつけの機能が「RSSリーダー」である。
操作法は実に簡単で、チェックしておきたいウェブサイトをRSSリーダーに登録するだけで完了だ。これだけで、ウェブサイトの新着記事が一定時間ごとに自動でダウンロードされるため、常に最新情報を受信することができる。
また、RSSリーダーには「feedly」「inoreader」などのサービスがあるが、それぞれの特徴を比較しながら、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶようにしたい。
2.添付ファイルのやり取りを「クラウド」活用で減らす
何人かが共同で文書を作成したり、スケジュール調整をするときは、メールの添付ファイルにしてそれぞれが修正したり書き込んだりするという方法がある。だがこれでは、そのたびにメールを送ったり送られたりすることになって煩雑だ。誰と誰がチェックしたのか、していないのか、何番目のバージョンなのかなどで混乱することも多い。
これをすっきり解決するのがクラウドである。クラウドにファイルをアップして締め切りを設定すれば、各自が1度に書き込むことができるので迅速に事が進む。しかも全員が最新バージョンを見ることができるので、確認しやすい。
3.為替レートの換算はGoogle検索で即座に
円/ドルを換算するとき、最新の為替レートを調べてから、電卓などで計算するのは非常に面倒である。そんなときにはGoogle検索を活用すれば、為替レートの換算を瞬時に行ってくれる。
たとえば「100万円」をドルに換算したい場合、検索ボックスに「100万円をドルで」、あるいは「100万円 ドル」と入力し、[Enter]キーを押せば、検索結果の一番上に、最新の為替レートに則った金額が表示される。この方法は、円/ドルだけでなく、「尺/センチ」「升(しょう)/リットル」など、あらゆる単位の変換に対応している。
4.宅配便の配送状況はGoogleでチェックする
宅配便の配送状況を知りたいときにはさまざまな調べ方があるが、Googleを使えば簡単かつスピーディーにチェックすることが可能だ。
その方法は、Google検索ボックスやウェブブラウザのアドレスバーに、伝票番号、あるいはお問い合わせ番号を入力して検索するだけでいい。すると、追跡可能な宅配業者のリンクが表示されるため、該当する宅配業者をクリックすれば、リンク先で詳細な追跡結果が確認できる。
なお、現在のところ、追跡可能な宅配業者は日本郵便、佐川急便、ヤマト運輸の3社のみとなっている。
5.宅配料金はネットで簡単に比較できる
宅配料金は業者によって少しずつ異なるが、ネットを使うことで、その料金を簡単に比較できる。
たとえば、宅配料金の比較サイト「送料の虎」は、荷物の大きさや重さ、差出地、宛先地などの条件を入力するだけで、各社の料金一覧を表示。通常の宅配料金はもちろん、国際宅配便、引越し料金の比較も行ってくれる。
このほかにも、スマホの送料比較アプリなどを活用すれば、宅配料金を半分以上カットできる場合があるので、ぜひ活用してもらいたい。
次の記事「そのメルマガ、24時間以内に開封しないなら解除して/時短術大全(43)」は近日公開。
(生産性改善会議 / KADOKAWA)
本書は仕事に関する時短術を集めた、集大成となる1冊。時間の使い方が圧倒的にうまくなる411のテクニックを集めました。仕事が早いか遅いかは、知っているか知らないかの違いだけ。時短術を活用することで、少しずつ自分の時間は増えていきます。そして、その効果は必ず将来あらわれます!