『ねこむかしばなし』(ぱんだにあ/KADOKAWA)第53回【全59回】
もしも、あの物語にねこが登場したら...? 誰もが知っているような有名な昔話や童話にねこが参戦! ねこならでは魅力に思わずニッコリ&ほっこり。『ねこむかしばなし』『にゃんと!ねこむかしばなし』『みっけ!ねこむかしばなし』(すべてKADOKAWA)と、大人気シリーズから厳選したエピソードをお届けします。ねこまみれの幸せを堪能してください。
※本記事はぱんだにあ著の書籍『ねこむかしばなし』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました。
◆かえるの王様なねこ

◆元となったむかしばなし
かえるの王様
むかし、ある国に姫がいました。
ある日、姫は遊んでいた毬を泉に落としてしまいます。姫が悲しんでいると、一匹のかえるが現れ「落とした毬を取ってくるから友達になってほしい」と言いました。
かえると約束した姫でしたが、毬を取ってくれたかえるをおいてさっさと家に帰ってしまいます。家に戻ると父である王様と一緒にあのかえるがいました。
困っていた姫を助けてくれたお礼に、と王様が食事に誘ったのです。
姫はかえるが気持ち悪く、心底嫌いでした。
そんな姫の気持ちを察したかえるが「最後に一度だけ、キスをしてほしい」とお願いします。
姫が嫌々キスをすると、かえるは魔法が解け素敵な王子の姿に戻ったのでした。








