『カチカチ山とバリバリ山』「なんの音だ?」飼い主に尋ねられたねこは...?/ねこむかしばなし

『ねこむかしばなし』(ぱんだにあ/KADOKAWA)第14回【全59回】

もしも、あの物語にねこが登場したら...? 誰もが知っているような有名な昔話や童話にねこが参戦! ねこならでは魅力に思わずニッコリ&ほっこり。『ねこむかしばなし』『にゃんと!ねこむかしばなし』『みっけ!ねこむかしばなし』(すべてKADOKAWA)と、大人気シリーズから厳選したエピソードをお届けします。ねこまみれの幸せを堪能してください。

※本記事はぱんだにあ著の書籍『ねこむかしばなし』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました。

◆カチカチ山とバリバリ山

『カチカチ山とバリバリ山』「なんの音だ?」飼い主に尋ねられたねこは...?/ねこむかしばなし cattales14_1.webp

元となったむかしばなし


カチカチ山
むかしあるところに、いたずらばかりする狸がいました。そのいたずらのひどさに困り果て、みんなはうさぎに相談をします。
お願いを聞いたうさぎはさっそく狸のもとに向かいました。狸に薪を背負わせてカチカチと火打ち石を鳴らし、「これはカチカチ山に住むカチカチ鳥の鳴き声だから気にしないで」とごまかしながら火をつけたり、火傷した箇所に薬と嘘をついてからしを塗ったり、漁に誘って狸だけ泥舟に乗せてそのまま溺れさせたり...。
うさぎに懲らしめられた狸は反省し、いたずらをしなくなったのでした。

 
※この記事は『ねこむかしばなし』(ぱんだにあ/KADOKAWA)からの抜粋です。

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