『ねこむかしばなし』

◆ファウストとねこ

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◆元となったむかしばなし


ファウスト
昔、ドイツにファウストという人がいました。ファウストは知識に貪欲でしたが、世界には自分が知らない情報があるのに、寿命という制限があるためそれらを知ることができないと絶望していました。
そんな時に黒い犬の姿を模したメフィストフェレスという悪魔がやってきます。「この世のすべてを体験させる代わりに、死後の人生は私に捧げよ」と取引してきます。
それに対してファウストは「時よとまれ、そなたは美しい」と自分に言わせるほど満足できるのならと、OKをだし、人生を再び謳歌し始めました。そしてファウストは「最高の幸福」に気づいた時、「時よとまれ、そなたは美しい」と口にします。
その言葉を聞いた悪魔がファウストを地獄に連れていこうとしますが、無事に難を逃れて天へと上っていったのです。

 
※この記事は『ねこむかしばなし』(ぱんだにあ/KADOKAWA)からの抜粋です。

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