『ねこむかしばなし』

人魚姫とねこ

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◆元となったむかしばなし


人魚姫
昔、あるところに美しい声を持った人魚姫がいました。人間に憧れを抱いていた人魚姫は、溺れていた王子を助け、そのまま恋に落ちます。
しかし、王子は別の女性が自分を助けてくれたと勘違いし、その人と結婚を約束してしまいました。どうしても王子にもう一度会いたい人魚姫は、魔女に人間にして欲しいと頼みます。魔女は交換条件として人魚姫の美しい声を奪いました。さらに魔女は「王子が別の女性と結婚すると海の泡になる」呪いもかけてしまいます。

再び王子に会った人魚姫は真実を話そうとしますが、声が出ないので王子に伝わりません。そしてそのまま王子は別の女性と結婚してしまい、人魚姫は海の泡になって消えていくのでした。

 
※この記事は『ねこむかしばなし』(ぱんだにあ/KADOKAWA)からの抜粋です。

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