『ねこむかしばなし』

◆走れメロスなねこ

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◆元となったむかしばなし


走れメロス
むかし、メロスという青年が邪智暴虐な振る舞いをする王様に激怒し、意見を申し立てました。メロスは捕らえられ処刑されることになりますが、妹の結婚式に参加するため、親友のセリヌンティウスを身代わりにすることを条件に、王様に3日だけ猶予を求めました。
王様は、どうせメロスは戻らず親友を犠牲にするはずだと猶予を承諾。無事に妹の結婚を見届けたメロスは、途中で自分だけ助かろうと考えたりもしますが、ボロボロになりながらも約束の日までに戻ってきました。再会したメロスとセリヌンティウスは、「お互いが裏切りや不義を考えた」と一発ずつ殴り合い、謝りました。その光景を見た王様は、人を思いやる姿に感動し、改心して二人を釈放するのでした。

 
※この記事は『ねこむかしばなし』(ぱんだにあ/KADOKAWA)からの抜粋です。

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