「海外で使うと恥ずかしい和製英語」40選。英語で「ピアス」「ペットボトル」はこう言うべき!

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『けんたろ式"見るだけ"ことば雑学辞典 図解とクイズで広がる教養』 (けんたろ/KADOKAWA)第3回【全10回】

日常で何気なく使う言葉も、実は本来の意味とは違う捉え方をされていることがあります。書籍『けんたろ式"見るだけ"ことば雑学辞典 図解とクイズで広がる教養』(KADOKAWA)では、人気インフルエンサーけんたろさんが、そんな意外な言葉の常識やおもしろい雑学を分かりやすく解説。誤解しやすい言葉の本来の意味、知っていると一目置かれる難読漢字、普段目にしているモノの意外な正式名称などの豊富なテーマを、図を使って丁寧に紹介しています。今回はこの本の中から、言葉の知識が楽しく、そして深く広がること間違いなしの豆知識を抜粋して掲載します。

※本記事はけんたろ著の書籍『けんたろ式"見るだけ"ことば雑学辞典 図解とクイズで広がる教養』から一部抜粋・編集しました。

実は意味が伝わらない英語?な言葉

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日常の中には、英語だと思っている和製英語や、英語以外の外来語由来の表現がたくさん潜んでいます。日本では通じても、海外で使うと全く伝わりません。そんな英語?な言葉を集めました。

ディープキス

舌を絡ませるような濃厚なキスをディープキスと言いますが、これは伝わりません。正しくは、french kissです。日本では軽いキスのことを指すので真逆の意味合いです。

ピアス

耳などに穴をあけてつけるアクセサリーですが、英語のpierceには「突き通す」という動詞の意味しかありません。正しくは、earringsもしくはpiercingです。逆に日本で言う「イヤリング」を伝えたい時はclip on earring です。

ペットボトル

ペットボトルのペットとはPETのことで、合成樹脂であるポリエチレンテレフタレート(polyethyleneterephthalate)の略です。つまりPETを材料にしている容器なのでペットボトルと言います。しかし、これは日本のみの名称で海外では伝わりません。正しくは、plastic bottleです。

アンケート

これ実はフランス語です。英語では、questionnaireです。

リュックサック

これ実はドイツ語で、「後ろに背負う袋」を表します。英語では、backpackです。バックパッカーとかよく聞きますよね。

ガソリンスタンド

スタンドには「売店」の意味があり、昔はガソリンをタンクローリーで移動販売していたことから「ガソリンの売店=ガソリンスタンド」となったようです。正しくはアメリカではgas station、イギリスではpetrol stationです。

オーダーメイド

顧客一人一人の要望に合わせてモノを作ることをオーダーメイドと言いますが、正しくは、custommadeもしくはmade-to-orderです。ちなみに反対の意味の既製品を「レディーメイド」と言います。

フロント

ホテルなどの受付をフロントと言いますが、英語のfront には「前」の意味しかなく伝わりません。正しくは、front deskもしくはreceptionです。

サラリーマン

これはsalary(給料)+ man(人)、つまり給料をもらう人という意味で作られた和製英語です。正しくは、company employeeやoffice workerと表現します。

モーニングコール

ホテルに電話で起こしてほしい時に頼むサービスですが、海外だと「午前中の訪問」と捉えられてしまうかもしれません。正しくは、wake-up callです。

スキンシップ

育児などでも大事なスキンシップですが、英語圏ではかなり性的な意味合いを持つそうです。正しくは、physical contactです。

クーラー

海外の人が聞くとクーラーボックスのことをイメージするそうです。
正しくは、air conditioner です。

アルバイト

実はドイツ語で「仕事」「働くこと」を意味します。第二次世界大戦中にユダヤ人を収容した強制収容所の門には"ARBEIT MACHT FREI" とあり、「働けば自由になる」を意味します。英語で正しくは、part-time job もしくはsidejob などです。

マロン

実はフランス語。英語圏では料理で使われる材料を言う時しか使われないそう。英語では、chestnut です。

クレーム

クレームはclaimですが、本来の意味は「主張する」「要求する」です。クレームをつける人を「クレーマー」とも言いますが、そのような英語は存在しません。正しくは、名詞ならcomplaint、動詞ならcomplainです。

マスク

新型コロナの影響で着けるのが当たり前となったマスクですが、海外でマスクというと顔を覆う仮面を表すので伝わりません。正しくは、医療用という意味合いでsurgicalmaskと言います。

シャーペン

これはそもそも「シャープペンシル」の略で日本独自の名称です。明治時代に日本に入ってきた時は「繰り出し鉛筆」と呼ばれていました。正しくは、mechanical pencilです。

マンション

日本では中高層集合住宅のことをマンションと呼びますが、海外でmansionと言うとお金持ちが住んでいる豪邸を表すため誤解を招きます。
正しくは、apartmentもしくはcondominiumです。

フライドポテト

揚げているポテトということで一見正しく思えますが、海外でfried potatoと言うと丸ごと揚げたジャガイモと捉えられるかもしれません。正しくは、アメリカではfrench fries、イギリスではchipsです。

タレント

テレビに出ている芸能人のことをタレントと呼びますが、英語圏でtalentは 「才能(のある人)」を表します。正しくは、celebrityやTV starなどです。

 
※本記事はけんたろ著の書籍『けんたろ式“見るだけ”ことば雑学辞典 図解とクイズで広がる教養』から一部抜粋・編集しました。
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