『ねこむかしばなし』

三顧の礼とねこ

『ねこむかしばなし』 11-03.png

元となったむかしばなし

三顧の礼

むかし中国の三国時代に劉備という人がいました。
人徳のある劉備の側にはあらゆる豪傑が集まっているものの、軍師がいませんでした。そんな中、臥龍と称され、誰もが認める天才の諸葛亮という人物がいると聞きます。
どうしても彼の力を借りたい劉備は、社会的な身分では自身が上にも関わらず、自らの足で諸葛亮に会いに行くと決めます。人里離れたところに諸葛亮は住んでいたのでその道は険しく、何度も危険な目に遭いますが劉備は諦めません。
しかし、諸葛亮は留守にしており、劉備は三回目の訪問でようやく会うことができました。そこまでして自分を重用してくれるのかと心を打たれた諸葛亮は喜んで劉備の仲間に加わったのでした。

 
※本記事はぱんだにあ著の書籍『ねこむかしばなし』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました。

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