『ねこむかしばなし』

ジークフリートのねこ

『ねこむかしばなし』 07-01.png

元となったむかしばなし

ジークフリート伝説

むかしあるところにジークフリートという男がいました。
ジークフリートはとても腕がたち、誰にも負けたことがありません。ある日、ライン川に悪い竜が暴れ回っているという噂を聞いたジークフリートは勇敢にも竜退治に出かけます。竜を倒すことに成功したジークフリートは、その時に浴びた竜の血のおかげで無敵の体を手に入れました。
しかし、その時ちょうど葉っぱが背中についていたため、背中の一部分だけが弱点となっていたのです。後年、痴情のもつれから恨みを買っていた彼は、森で不意打ちを受けた際に偶然その弱点を刺されてしまい、あっけない最後を迎えてしまうのでした。

 
※本記事はぱんだにあ著の書籍『ねこむかしばなし』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました。

この記事に関連する「暮らし」のキーワード

PAGE TOP