義母と夫が勝手に同居話を進めて開き直り! 話題の漫画『どちらかの家庭が崩壊する漫画』の「絶妙な義母」誕生秘話<作者に聞く>

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嫁にとって義母は"結婚した人のお母さん"であり、結婚するときに相性の良し悪しまで気にする人は、そこまで多くないのではないでしょうか。最悪なことに、結婚後、義母とのフィーリングが合わないことに気づいてしまったら......。

『どちらかの家庭が崩壊する漫画』は、一流企業で仕事をこなすエリート会社員・シュウを夫に持つユイが、義母である聡子と繰り広げるバトルが話題のマンガ。バトルにはユイのママ友・マリンがいる毒山家まで加わり、大変な騒ぎに!?

ニチャアと笑う憎き姑の聡子が生まれた理由とは? 家庭を崩壊させないために必要なこととは...? 著者の横山了一さんが考える「嫁姑問題」などについてインタビュ―を敢行しました。


姑に不満を持つ読者の声がどんどん届いて...

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『どちらかの家庭が崩壊する漫画』1巻より

――シュウというエリート夫がいる「薬師寺家」と、無職の夫ゴンがいる「毒山家」が交互に登場するマンガのスタイルが個性的ですね。

横山了一さん(以下、横山):もともと上下にコマを分割して別々にストーリーが進んでゆくマンガのシリーズをネットで載せておりまして、それに夫婦ものを組み合わせてみました。

――タイプの異なる2つの家庭を題材にした理由とは?

横山:それもネットならではの思いつきと言いますか...。対照的な2つの家族を同時進行で描いたら面白いかな? という軽い気持ちで描いただけだったりします。描いていくうちにいろんな肉付けがされてゆき、結果、予想よりも多くの方が共感してくれたのかなと...。なんでもチャレンジしてみるものですね。

――ネチネチした義母の聡子と、ヤンキー風だけど人情がある毒山家の人々を含む妻・ユイたちとのバトルに、いつもハラハラしています。このマンガを描き始めたきっかけは?

横山:当時、Instagramで不穏な漫画をよく読んでいたので、自分なりにそのあたりのジャンルを消化してチャレンジしてみたという感じです。はじめはそこまで反応が大きかったわけではありませんが、薬師寺家の姑が出てきたあたりから読者が盛り上がってきた記憶があります。

――2つの家庭の比較が面白いなと思っていたら、途中から嫁姑バトルの展開が激しくなり、どんどん盛り上がっていきましたね。読者からの反響を受けてどう感じましたか?

横山:世の中の姑に対して不満を持つ方の声がどんどん届くうちに、エスカレートしていった部分があるかもしれません。僕もこうしたバトルというものは、ほとんど描いたことがなかったので、どこまでやれるか挑戦してみました。

――ご自身は「ニチャア」といかにも悪そうに微笑む、キャラの濃い義母がお気に入りだとか。聡子を描くときの楽しみはありますか?

横山:崩した表情が描けるので、シンプルに作画を楽しんでいました。このキャラでしか描けないような表情にも挑戦できたので、得がたい経験になりました。

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『どちらかの家庭が崩壊する漫画』1巻より
 

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横山了一

漫画家。北海道釧路市出身。 「戦国コミケ」「新しいパパがどう見ても凶悪すぎる」「息子の俺への態度が基本的にヒドイので漫画にしてみました」「北のダンナと西のヨメ」など。

X(旧Twitter):https://twitter.com/yokoyama_bancho?s=20

ブログ:http://blog.livedoor.jp/musuore/


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