子どもに新しいことを挑戦させたい! わかりやすく伝えるためのちょっとしたコツとは?

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さっそくアララくんにやってみたマコさん。お風呂に入った時...
マコさん「アララ〜、お母さん今から泡をつけて腕を洗うね」
とまず言葉で言います。そして行動で見せます。動作はゆっくりと。
アララくん「アララもやりた〜い!」
マコさん「えっ!?」
アララくん「やりたい〜」
マコさん「(あ、洗った!!!! 私がやってみせた腕を洗ってる! 今まで一回も自分から洗おうとしてくれなかったのに、なんなのこの即効性は!)」
今日だけかもしれない、というマコさんの不安をよそに、アララくんはその翌日も自分で体を洗いました。さらにその翌日も。言葉がけを実践したあの日からずっと、洗ってくれているんです...!

華子先生のアドバイス:「見せる」と「伝える」を分ける

「やり方を言葉で教えずに、行動で見せましょう。説明すると、子どもはあなたの唇の動きを見ます。行動で見せれば、子どもは自分でやってみたいと思うでしょう」というモンテッソーリ医師の有名な言葉があります。モンテッソーリ教育では、幼児に対して過度な説明で気が散らないように、何かを教えるときに大人はできるだけ黙って動作を見せるのが一般的です。このときに、動作をスローモーションで見せることも大切です。たとえば、「体を洗う」など、大人にとっては単純な作業でも、子どもにとっては多くのステップを含む複雑な工程です。言葉を使わず、大人も一つ一つのステップに集中しながらゆっくりと手や身体を動かして見せることで、子どもにはわかりやすいだけでなく、好奇心をくすぐります。

 
※本記事は島村華子監修、てらいまき著の書籍『モンテッソーリ教育の研究者に学ぶ 子育てがぐっとラクになる「言葉がけ」のコツ』から一部抜粋・編集しました。
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