自身のSNSに日常漫画を投稿しているうつつ寝(@ututu_ne)さん。哀愁漂うイラストと彼女ならではの「日常の切り取り方」が魅力的な漫画家さんです。今回はそんなうつつ寝さんの作品の中から『語らい』を紹介します。
――40歳の日常を漫画に描くうつつ寝さん。年齢を重ねたことで、物事の受け取り方や感情に変化はあったのでしょうか?
いろいろ変化があります。
ひとつは諦めることや仕方のないことが増えるので人にも自分にもいっそう寛容になりました。大体のことを「まあいっか」で済ませます(笑)。
もうひとつはわからないことが増えていくこと。40歳くらいになると大体のことがわかって来て退屈になるのかと思っていましたがむしろ逆で、わかってると思ってたことが実はわかっていないと気づいていく。でもそれでいいと感じています、一歩は進んでいるので。
年を重ねるのは誰でも初めてなので、ある意味で新鮮。こんな風なんだなと面白がっていけたら何よりです。