マジックは手先が器用でなければできない? そんなことはありません! 器用でなくてもできるマジックはたくさんあります。
本連載ではそれほど難しくない技術で、かつ身近な日用品を道具として使うカンタンなマジックを紹介します。カンタンとはいえ、適切に演じれば「ウケる」こと間違いなし!のマジックばかりです。商談で、友人との集まりで、家族で、マジックを披露して、場を盛り上げる喜びを味わって! 各マジックの動画つき。
マジック2
コインが瞬間移動!?セブンペニートリック
7枚のコインを1枚ずつ観客の手に置いていきます。7枚目のコインが置かれるとすぐに観客が手を握りますが、再び手を開くと観客の手の中にあるコインは6枚だけ。いつの間にかマジシャンの手に1枚のコインが飛び移っています!
●難易度・・・簡単
●演技時間・・・約2分
【用意するもの】
コイン7枚(同じ種類のもの)
1「これから7枚の100円玉を使って、あなたの反射神経のテストをします。手の上に1枚ずつ100円玉を置いていきますので、最後の7枚目が置かれたら素早く手を握ってくださいね」
2 「1、2、3、4、5、6、7!」観客が素早く手を握ります。「すばらしい! 速いですね。いま手の中のコインは何枚ですか?」観客「7枚です」
3「ところが、私が1枚だけ素早く抜き取っていたのに気づきましたか?」何と、演者の手には100円玉が1枚!「手を開いてみてください」観客が数えると、確かに6枚しかありません。
↓↓↓↓このマジックを動画で見ることができます。↓↓↓↓
このマジックのタネあかしはこちら。
自分でやってみたいかたは要チェック!
日向 大祐(ひゅうが・だいすけ)
マジックエアリスト。東京大学工学部卒、同学大学院環境学専攻修士。観客の目の前で見せるクロースアップマジックを中心に、会員制レストランや企業パーティー等で活躍。2009年、イギリスで開催された「Blackpool Magic Convention」にて優勝、日本人初の欧州チャンピオンに輝く。同年、マジックのオリンピック「FISM」日本代表。
(日向大介/KADOKAWA)
ちょっとした「タネと仕掛け」で絶対盛り上がる手品を21個収録。マジックを成功させるのに必要な「人の心をつかむコツ」などもしっかり解説。誰でもすぐに実践できます!