『どんな「線」でもこの1冊でぜんぶわかる! 世界でいちばん親切な手相読みのレッスン』 (手相占い えみ/KADOKAWA)第2回【全8回】
いまもっとも予約の取りにくい手相占い師・えみさん。 占い歴24年、これまでに鑑定した人数は約9000人にもなるというえみさんが「独学で手相を学ぶ大変さを知っているからこそ、世界でいちばん親切で、わかりやすい手相の本をつくりたい」という思いをもとに作ったのが書籍『どんな「線」でもこの1冊でぜんぶわかる! 世界でいちばん親切な手相読みのレッスン』(KADOKAWA)です。 「手相占いはむずかしそう」と思っている方も多いと思いますが、読み方のルール自体はとてもシンプル。今回は、この書籍のなかから、手相を読むうえでまずは知っておきたいポイントをご紹介します。
※本記事は手相占い えみ著の書籍『どんな「線」でもこの1冊でぜんぶわかる! 世界でいちばん親切な手相読みのレッスン』から一部抜粋・編集しました。
【手相読みの極意】「基本線」はあらゆる情報を持っている
4つの基本線に約8割の情報がある
手のひらにある線のうち、多くの人にあって、比較的しっかりわかる線を「基本線」といいます。基本線には生命線、運命線、感情線、知能線の4つがあり、とくに生命線、運命線は濃く、しっかりした線が吉相です。
私の経験則ではありますが、これらの4つの線を観ることで人となりの約8割を知ることができるほど重要な線です。それぞれ次のような特徴があります。
生命線......親指と人差し指の付け根の間から始まり、手首に向かって伸びる線。「生命線」という名前がついていますが、寿命を知る線ではありません。
おもに生命力を表す線であり、健康状態やバイタリティを知ることができます。また、人生のターニングポイントとなる就職や結婚、大きな変化の時期、試練を乗り越えて花開く時期など、一生涯で関わってくる出来事の多くを観ることができる線です。
運命線......出発点がどこであっても中指に向かって伸びる縦の線で、運の強さがわかります。人生の切り開き方や目標達成に向けて努力できる意志の強さが表れる運命線は、まさに「人生のシナリオ」です。仕事運や影響を与える人との出会いの時期など、自分しだいで変えることができる出来事を表します。
感情線や知能線は線の濃さ以上に形が重要です。最初にカーブのあるなし、線の始まりの形などをチェックします。
感情線......小指の下から人差し指のほうに伸びる線。物事に対する感情の方向性や感じ方のくせを表すほか、性格や情熱の度合い、感情表現の方法などを知ることができます。人間関係の悩み、恋愛や結婚の傾向を観るのも感情線です。
カーブが大きいほど感情が揺さぶられやすく、直線に近いほど冷静。また、その時々の心境が表れやすく、感情線を観ることで自分でも気づかなかった内面を知ることもできます。
知能線......親指と人差し指の付け根の間あたりから手のひらを横切り、小指側に伸びる線。物事に対する考え方や大切にしたい価値観、創造性などを表します。
現実重視か夢を追うタイプか? コスパ重視かやりがい重視か? といった思考パターンから、物事を考える速さや仕事の適性も知ることができます。
知能線は線の始まりの形が重要です。起点が生命線とくっついた「閉じ型」は慎重、生命線と距離がある「離れ型」は大胆だといわれています。