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2020年夏の東京オリンピックまで、いよいよあと3年弱。
競技観戦で隣同士になった外国人観光客と話さなくてはいけなくなった!なんてシーンで困らないよう、今から簡単な英語の日常会話を学びませんか? 「英語は全然ダメ」なあなたでも、中学3年間で学んだ英語の学習なら、3年後に間に合うかもしれません! もちろん海外旅行先でも役立つキーフレーズが満載です。
さあ、一緒に学んでいきましょう!
今日の英会話:
I'd like another beer.「ビールをもう1杯ください」
あなたが人から何かお願いされるとき、「同じものをください」ではなく「同じものがほしい!」「ビールをもう1杯いただけますか?」ではなく「もう1杯ビールがほしい!」と言われたらどう思いますか?
口にだすかどうかはともかく「子どもじゃあるまいし、失礼なヤツ!」「もっと丁寧に言えないの?」と感じてしまいますよね。でもあまり英語が得意ではない日本人が、英語で人にお願いをするとき、つい「I want the same.(訳すと「私は同じものがほしい」)」などと言ってしまいがち。
そこで便利なのが「I'd like~」というキーフレーズ。これさえ覚えておけば、自分のほしいものをスマートに人に頼むことができますよ。
Key Phrase 1
I'd like+名詞.
(~をください/~をお願いします)
「I'd like」は「I would like」の短縮形です。「もしできるなら」「もしお許しいただけるなら」という控えめな気持ちが含まれているので、「I want」よりも丁寧な表現になります。使い方は、「like」の後ろに欲しい物をくっつけるだけでOK。海外旅行中の買い物やレストランでの注文など、このフレーズで簡単に用を足せます。
- I'd like this shirt.(このシャツをください)
- I'd like the same.(私にも同じものをください)
- I'd like a single[twin] room.(シングル[ツイン]ルームをお願いします)
- I'd like a window[an aisle] seat.(窓[通路]側の席をお願いします)
- I'd like a steak.(ステーキをください)
- I'd like another beer.(ビールをもう1杯ください)
- I'd like a receipt.(領収書をください)
- I'd like a reservation.(予約をお願いします)
- I'd like a wake-up call at eight.(8時にモーニングコールをお願いします)
- I'd like a room with an ocean view.(海の見える部屋をお願いします)
Key Phrase 2
I'd like to+動詞の原形.
(~したいのですが)
「I'd like to」は後ろに動詞が続きます。その点、名詞しか使えない「キーフレーズ1」よりも表現できる範囲がかなり広がります。このフレーズも、「I want to+動詞の原形」より丁寧な言い方になるのはもちろんです。
- I'd like to check in[out].(チェックイン[チェックアウト]したいのですが)
- I'd like to stay one more night.(もう1泊したいのですが)
- I'd like to make an international call.(国際電話をかけたいのですが)
- I'd like to reserve a table for two tonight.(今晩2人用の席を予約したいのですが)
- I'd like to change money.(両替したいのですが)
- I'd like to leave a message.(伝言をお願いしたいのですが)
- I'd like to rent a car.(車を借りたいのですが)
- I'd like to see a musical.(ミュージカルを見たいのですが)
- I'd like to reconfirm[change/cancel] my reservation.(予約を再確認[変更/キャンセル]したいのですが)
- I'd like to send this to Japan by air mail.(これを航空便で日本へ送りたいのですが)
稲田 一(いなだ はじめ)
1948年、広島県生まれ。早稲田大学法学部卒業。
大手電機メーカーの人事・総務部勤務後、(専)通訳ガイド養成所を経て、翻訳・塾講師・家庭教師などの仕事に従事。受験界に身を転じてからは、「志望校の徹底分析に基づく効率的学習」を柱とする独自の学習法を確立。その理論に裏付けられた指導法により、多くの受験生を合格へと導く。還暦を機に、海外各国を歴訪。今後も視野を一層広げるため、訪問国を増やしていく予定。
「稲田式 やりなおし英語」と好評を博している「中学3年間の英語」シリーズは累計120万部突破。年間ベストセラー語学書1位(2012年)も獲得した後も、世代を超えて活用されているロング&ベストセラーシリーズとなっている。
※稲田一さんの著作は本記事の「Key Phrase」部分になります。
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(稲田一/KADOKAWA)「日常生活あるいは海外旅行」でよく使われる「180のキーフレーズ」を厳選。各キーフレーズには、「応用フレーズ」を何種類かずつ掲載しています。各フレーズから選んだ代表的な3フレーズを収録したCD付!
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