ルーヴル美術館から世界最高峰の「肖像画」が国立新美術館に集結!27年ぶりに《美しきナーニ》も来日

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アントワーヌ=ジャン・グロ《アルコレ橋のボナパルト(1796年11月17日)》
Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Hervé Lewandowski /distributed by AMF-DNPartcom

2018年5月30日から9月3日まで、東京・国立新美術館にてルーヴル美術館展が開催されます。今回は「肖像」をテーマとし、《ナポレオン》や《美しきナーニ》といった世界最高峰の肖像画たちが一同に会す美術展となりそうです。

本展はルーヴル美術館より古代オリエント美術、古代エジプト美術、古代ギリシャ・エトルリア・ローマ美術、イスラム美術、絵画、彫刻、美術工芸品、素描・版画の全8部門から110点の傑作が集結。内容は古代エジプトのデスマスクや近代の絵画や彫刻など、3000前年前の古代から19世紀までの「肖像芸術」を、心ゆくまで堪能できる貴重な展覧会となります。

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ヴェロネーゼ(本名パオロ・カリアーリ)《女性の肖像》、通称《美しきナーニ》
Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Michel Urtado /distributed by AMF-DNPartcom

今回は16世紀ヴェネツィア派の巨匠ヴェロネーゼによる傑作、通称《美しきナーニ》が27年ぶりに来日します。これはルーヴルが所蔵するルネサンス肖像画の中でもひときわ完成度が高く、最高傑作と呼ばれる名画のひとつです。

さらにフランスといえば誰もが知る皇帝ナポレオンの肖像から《アルコレ橋のボナパルト(1796年11月17日)》を含む5点が展示され、将軍時代から皇帝になるまで、また追放先の孤島で孤独な最後を迎えることになった彼の激動の人生の軌跡を肖像を通して辿ることができます。

パリにあるルーヴル美術館は、世界最大級の美術館として有名で、日本にもたびたび美術館展として来日しています。今回は「肖像」というジャンルにスポットを当て、幅広い時代と地域の作品を扱います。肖像が社会でどのような役割を担ってきたのか、どのような表現手法を持っているのかを、ルーヴルの全部門が総力を上げて挑む企画となります。

今回はじつに27年ぶりに日本へ来る作品もあり、この機会を逃すと、次に見られるのはいつになるか分かりません。また、この規模で肖像が展示される美術展も、そう多くはなさそうです。このルール美術館展は、東京の国立新美術館と、巡回で大阪市立美術館で開催されます。とくに東京は5月末から9月頭までと夏休みを挟むので、この機会にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

「ルーヴル美術館展 肖像芸術 ―人は人をどう表現してきたか」
●会期:2018年5月30日(水)~2018年9月3日(月)
●観覧料:1,600円他
●開館時間:10:00~18:00
※6月の金・土曜日は20:00まで、7・8・9月の金・土曜日は21:00まで
※入場は閉館時間の30分前まで
●会場:国立新美術館(企画展示室1E)
●住所:東京都港区六本木7-22-2
●休館日:火曜日

※8月14日(火)は開館
●交通:東京メトロ千代田線「乃木坂駅」青山霊園方面改札6出口(美術館直結)、東京メトロ日比谷線「六本木駅」4a出口から徒歩約5分、都営地下鉄大江戸線「六本木駅」7出口から徒歩約4分
●問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)

「巡回展:大阪」
●会期:2018年9月22日(土)- 2019年1月14日(月・祝)
●会場:大阪市立美術館

 

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