超高温の太陽は「燃えている」わけではない/地球の雑学

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水が沸騰する温度は100℃、鉄が溶ける温度は1500℃であるのに対し、太陽の表面温度はおよそ6000℃。さらに中心部の温度となると、約1500万℃という超高温の状態を保っていることから、太陽はさぞやものすごい勢いで燃えているのだろうと思ってしまう。

しかし、科学的にいうと、太陽は燃えていない。なぜなら、太陽のまわりの宇宙空間には、モノが燃えるのに欠かせない酸素が、ほとんど存在していないからだ。

では、高熱を発するためにどのような手段でエネルギーを生み出しているのか。そこには太陽の中で起きている「核融合」という現象が関係している。

人間も、花も、太陽の主成分である水素も、宇宙にあるすべての物質(元素)は、無数の小さな原子の粒からできている。そして、直径が約1億分の1センチメートルという原子はその中心に、原子核というかたまりを持っているが、水素のような軽い元素を構成する原子の原子核が、互いに激しくぶつかり合うと、より重い元素ができることがある。これが核融合反応で、このとき非常に大きなエネルギーが生み出される。太陽の中心では、膨大な量の水素がぶつかり合い、ヘリウムがつくられているのだが、それによって生まれた巨大なエネルギーの一部が、光や熱となって放出されているというわけだ。

また、核融合とは反対に、ウランのように重くて不安定な元素が、二つ以上に分裂し、より軽い元素ができる現象は「核分裂」反応と呼ばれる。これを利用したのが原子力発電である。

ちなみに、核融合は核分裂よりもさらに大きなエネルギーを生み出せることから、未来のエネルギー源として、現在、研究が進められている。

 

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人類なら知っておきたい 地球の雑学

(雑学総研/KADOKAWA)

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この記事は『人類なら知っておきたい地球の雑学』からの抜粋です。

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