毎日少しずつ塗っていく楽しみ! 大人のための塗り絵でストレス解消

d1719-1537-163093-1.jpg本当に美しいおとなの塗り絵 着色見本より


かつて塗り絵は子どもがするものでしたが、この10年ほどで大人も楽しめる塗り絵がポピュラーになってきました。昨年12月7日に発売された「本当に美しい大人の塗り絵」(講談社刊)もそのひとつ。

商業イラストレーターとして活躍する著者、稲垣謙治氏が厳選した景色を、塗り絵にしています。著者による着色見本は水彩絵の具ですが、塗る人の技量に合わせて、色鉛筆や水彩色鉛筆を使ってもいいそうです。

このような大人の塗り絵が静かなブームとなっている背景には、緻密に細部まで表現する楽しさだけでなく、精神に与える効果もありました。

大人の塗り絵ブームが再燃

大型書店にも専用コーナーが設けられるほど、人気が出ている大人の塗り絵。2005年に河出書房新社から刊行された「大人の塗り絵」シリーズがブームの火付け役となりました。河出出版では「やさしい大人の塗り絵 野菜とフルーツ編」「大人の塗り絵 スイスの風景編」など、身近なものから世界の風景までさまざまな題材を塗り絵にしています。

 

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やさしい大人の塗り絵 野菜とフルーツ編/定価1026円(本体950円)

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やさしい大人の塗り絵 スイスの風景編/定価1026円(本体950円)


最初の塗り絵ブームでは「老化防止」が人気の理由となりましたが、今のブームはターゲットがさらに幅広くなっています。さまざまな年代のストレスを解消する効果が、大人の塗り絵にあることが分かってきたのです。

塗り絵は極上のリラクゼーションツール

スペインの心理学者Antoni Martínez氏は「塗り絵はリラクゼーションツールになる」と主張しています。好きな絵に好きな色をつけていくだけで、精神が解放されリラックスすることができるのだとか。1日の終わりに静かな部屋で、スローなBGMを聞きながら描いていくことが、彼のすすめる塗り絵の方法です。

またスイスの有名な精神科医ユングも、色彩が人間の精神に与えるよい影響を感じ、患者たちに塗り絵をすすめていたとのこと。たかが塗り絵とバカにできない、神秘的な力がそこには秘められていたのですね。

大人の塗り絵に必要な用具は?

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塗り絵をするために必要なものは、それほど多くありません。色鉛筆、水彩色鉛筆、筆、鉛筆削り、消しゴムが基本的な用具です。好みによってクレヨンや絵の具を用意するのもいいでしょう。細かいところをぼかしたり、色を伸ばしたりしたいときには、綿棒やスポンジを使うのもおすすめ。これらは画材屋でも買えますが、街の文房具屋や100円ショップでもそろえることができますよ。

いつでもどこでも、思い立ったらすぐに広げて始められるのが塗り絵のいいところ。風景画から抽象画まで、さまざまな大人の塗り絵ができる冊子がたくさん出回っていますから、好みにぴったりの塗り絵を見つけてみてください。夢中になって塗っているうちに、ストレスを忘れて、いつの間にか気分が晴れやかになっているかもしれませんね。

文/黒田真紀

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