八代亜紀としてデビューしてから47年目。ずっと第一線で輝き、演歌の女王というイメージに留まらず、本格ジャズアルバム『夜のつづき』を発表するなど、ますます活躍の場を広げています。そんな八代亜紀さんに、歌手をめざした原点、その美しさの秘密を4回に渡ってお届けします。
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八代亜紀が変わらず美しい、その秘訣とは?
――八代さんは、運動などもされているんですか?
八代 歯を磨きながら、スクワットを1日200回しています。1、2、3のリズムで、朝晩100回ずつ。膝って大事じゃないですか。
――すごいですね......。お肌も美しいですね。
八代 ありがとう! でもね、ホントに怒らないというのが1番かな。毎日、笑顔で、楽しくしているとお肌にいいのよ。
――こうしてお話していても、八代さんって素敵な女性だなって思います。女性として、どう生きてきたと思われます?
八代 私はね、歌に夢中だったから、恋愛っていうのはする暇がなかったのよね。でも、私の側に、この人となら結婚してもいいなっていう人がいたし、マネージャーさんもスタッフもそうだし、私の側にいつもいてくれて、愛されてると感じる。でも、それってね、何かモノをくれるから愛してくれるのではなくてね。私の歌手活動に対して、支えてくれているわけで、それって愛されているって思わない?
だから、私は心から愛し返すの。それが私の女性としての生き方かな。決して甘えたりはしませんよ。でも、母性は出すの(笑)。嫌なことがあっても、外に出る時はイライラ顔をしちゃダメ。ハッピーオーラ出して、笑顔でいなきゃね!
構成・取材・文/古城久美子 写真/山本佳代子
八代亜紀(やしろ・あき)
やしろ・あき 1950年、熊本県八代市出身。1971年デビュー。「なみだ恋」「舟唄」「雨の慕情」などが大ヒット。2012年、初の本格ジャズアルバム『夜のアルバム』を発表し、世界的なヒットを記録した。画家としても活躍中。
『夜のつづき』
UNIVERSAL JAZZ / ¥3,000+税
本格ジャズアルバム第2弾。ジャズスタンダード「帰ってくれたら嬉しいわ」をはじめ、歌謡曲「黒い花びら」「涙の太陽」などのジャズアレンジ他。11/13(月)ブルーノート東京、12/25(月)ビルボードライブ大阪、18年1/17(水)名古屋ブルーノートでライブ。