糖尿病有病者と糖尿病予備軍はいずれも約1000万人と推計。2017年9月の厚生労働省の発表が世間をにぎわせました。40歳以上の四人に一人が糖尿病もしくはその予備軍ということになります。予防するための生活習慣にはどんなものがあるでしょうか? 今号は、糖尿病予防の大特集に、堀知佐子さんの「大豆おかず」、簡単な体操で不調を改善する「手指の痛みは自分で防げる!」「首のしぶれ&痛み」をご紹介。さらに、「あふれる服のしまい方」など実用特集も展開。『毎日が発見』は50代以上の女性のための月刊誌です。毎月ご自宅にお届けします。
●京大病院病院長が教える「糖尿病が逃げていく8つの習慣」
糖尿病は食べ物に含まれるブドウ糖が体内でうまく処理されず、血液中に多くなる病気です。長く続くと血液はドロドロに、血管がボロボロになって、体のあちこちが悪くなります。網膜症、神経障害、動脈硬化など糖尿病による合併症を発症すると治療は困難になっていきます。糖尿病患者の増加は日本人の戦後からの食生活が大きく関わっていると話すのは、京都大学医学部付属病院病院長の稲垣先生。「昔は栄養不足対策で、いまは栄養過多対策。いろんな食事療法がありますが、長続きしないものばかり。一生続けられる血糖値を上げない習慣を患者さんに指導しています」。そんな稲垣先生が提唱する食べ物の組み合わせや食べる順番、生活習慣をご紹介します。
●女性は毎日食べておきたい!「大豆おかず」
イソフラボン、カルシウム、レシチン、サポニン、食物繊維などの栄養素を含んだ大豆は、更年期障害によいとされ、骨粗鬆症対策、老廃物の排出、老化防止など、女性には特にうれしい食材です。でも、もどすのは大変・・・。そこで、管理栄養士の堀知佐子さんが、30分で戻せる時短レシピを考案。もどしながら煮て、水煮やフードプロセッサーで大豆ペーストにすれば、冷蔵で3~4日、冷凍で1カ月保存可能です。この水煮や大豆ペーストを使ったアレンジレシピを18品ご紹介。主菜から副菜まで、毎日のレシピにお役立てください!