花壇・寄せ植えなどに。お勧めハーブベスト5

薬として、香料として生活に役立つハーブ。昭和記念公園で植栽管理を担当するいでGが、花壇や寄せ植えにおすすめな5つのハーブを紹介します。


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ローズマリー

松や杉に似た芳香は、記憶力を高め"若返りの ハーブ"と呼ばれています。日当たり、水はけ のよい土地でアルカリ土壌になるように石灰で中和します。乾燥気味に管理し、梅雨前に剪定(せんてい)して風通しをよくします。垂直に伸びる立性、 グランドカバーに向く横に這うほふく性、生け垣などに向く半ほふく性があり、挿し木で増やします。消臭、抗菌、抗酸化作用があり、料理、入浴剤、虫よけなど幅広く利用できます。

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ラベンダー

アルカリ土壌になるよう石灰で中和し、日当たり、水はけのよい土地を選びましょう。地植えの場合は高温多湿を嫌うので畝(うね)を高くして、株と株の間を広くあけて植え付けます。株は挿し木で増やします。花を咲かせたままだと株に負担がかかるので、45分咲きでこまめに摘み取ります。〝香りの女王〞と呼ばれる香りは、入浴剤やポプリ、せっけんなどに利用されます。

カモミール

古代エジプト時代から利用されてきたハーブです。一年草のジャーマンカモミールと多年草のローマンカモミールがあり、日当たり、風通しがよければ土質は選びません。ダブルフラワーカモミール、ノンフラワーカモミールは足で踏むと丈夫に育つうえ、よい香りを放ち〝香りのじゅうたん〞と呼ばれています。鎮静、発汗、解熱、抗アレルギー、消炎効果があり、ハーブティーやお菓子によく用いられます。

セージ

消化促進、解熱、殺菌、消臭、抗菌、抗酸化など古くから万能薬として用いられ、肉料理には欠かせないハーブでもあります。700種以上あるといわれ、観賞価値が高い種類も多いです。日当たり、水はけのよい土地を好み、株はこまめに剪定して風通しをよくします。花が咲き終わったら株全体の23ほどを切り詰めます。摘み取った枝や花は、お風呂に入れて手軽に楽しみましょう。挿し木で増やします。

ミント

育てやすく多くの交配種が作られ種類も豊富なので、好みの香りのものを選ぶとよいでしょう。開花の直前、指で軽く折れるころの茎や葉の味と香りがよいとされています。地下茎で旺盛に繁殖するので寄せ植えの鉢がすべてミントに! などということもあります。 広がりを防ぎたい場合は、庭植え、寄せ植えともに不織布のポットに入れたまま植えます。去痰(きょたん)、解熱、消炎、鎮痛などに効果があります。

育てて活用できる楽しさは、暮らしを豊かにしてくれます。皆さんも、ハーブを賢く利用してみてください。

取材協力/国営昭和記念公園

この記事は『毎日が発見』2016年6月号に掲載の情報です。

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