《火焰型土器》《土偶 縄文のビーナス》など縄文時代の国宝全6件が公開! 特別展「縄文-1万年の美の鼓動」がトーハクで開催

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《国宝 火焰型土器》

新潟・十日町市蔵(十日町市博物館保管) 写真:小川忠博
新潟県十日町市 笹山遺跡出土 縄文時代(中期)・前3000~前2000年

2018年7月3日から9月2日まで、上野・東京国立博物館の平成館にて、特別展「縄文-1万年の美の鼓動」が開催されます。今回の展覧会のテーマは「縄文の美」。縄文時代草創期から晩期まで、日本列島各地で育まれた数々の品が集います。

縄文時代の数多ある出土品の中でも、国宝はたった6件しかありません。今回の特別展は、そのすべてが初めて集結するのも最大の見どころです(《土偶 仮面の女神土偶 縄文のビーナスの展示は7月31日~)。「トーハク」の名で親しまれる東京国立博物館ならではの演出で、独創的な「縄文」ワールドに触れられることでしょう。

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《国宝 土偶 縄文のビーナス》
長野・茅野市蔵(茅野市尖石縄文考古館保管) 展示期間:7月31日(火)~9月2日(日)
長野県茅野市 棚畑遺跡出土 縄文時代(中期)・前3000~前2000年

今回の特別展では、《国宝 土偶 縄文のビーナス》が7月31日(火)~9月2日(日)のあいだに展示されます。縄文時代中期(前3000〜前2000年)に作られたとされるこの土偶は、「縄文のビーナス」の名にふさわしいデザインをしています。力強くも柔らかな曲線美が、縄文時代の人びとの女性美の理想を表したかのようです。土偶はもともと安産や子孫繁栄の祈りとして作られたと考えられていますが、まさにその形を表すような姿を見られます。

本展では、縄文時代の出土品のなかでいちばん大きな割合を占めている縄文土器の中でも、ひときわ印象的な《国宝 火焰型土器》も展示されます。その見事な造形美は、土器本来の役割が煮炊きの道具であったことを忘れさせるほど。いずれも「国宝」ならではの存在感を誇ります。

日本では、大森貝塚が発見されたことから考古学が始まり、「縄文」が発見されましたが、この考古学的視点とは異なる縄文の魅力を見出したのが、芸術家・岡本太郎です。「芸術は、爆発だ!」という名言で知られた彼に「思わず叫びたくなる凄み」で迫り、彼が考える「芸術の本質」に強く揺さぶりをかけたのが、トーハクで出会った縄文土器であったと言われています。

縄文土器や土偶に見られるダイナミックな造形が、世界史だけでなく芸術的にも再注目されてきています。自然との共生やデザイン、ファッションなどが、ここ数年に様々な切り口で親しまれるようになってきました。現代の私たちに新たな刺激を与える、神秘の形「縄文の美」に、圧倒されるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

特別展「縄文-1万年の美の鼓動」

●会期:2018年7月3日(火)~9月2日(日)

●観覧料:当日一般1600円、大学生1200円、高校生900円、中学生以下無料

●開館時間:午前9時30分~午後5時

※金曜・土曜は午後9時まで、日曜および7月16日(月・祝)は午後6時まで

※入館は閉館の30分前まで

●休館日:月曜日、7月17日(火)

※ただし7月16日(月・祝)、8月13日(月)は開館

●会場:東京国立博物館・平成館 

●住所:〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9

●交通:JR上野駅公園口、鶯谷駅南口より徒歩10分

東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅、東京メトロ千代田線根津駅、京成電鉄京成上野駅より徒歩15分

●問合せ 03-5777-8600(ハローダイヤル)

 

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