中山美穂×キム・ジェウク(3)体にいいこと、していますか?

cho07.jpg遺伝性のアルツハイマー病で人生の先が長くないことを悟った人気小説家の涼子と韓国人留学生の青年チャネの恋を描いた映画『蝶の眠り』。主演の中山美穂さんと韓国ドラマで日本でも人気のキム・ジェウクさんにお話を伺いました。

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10年後のビジョンはありますか?

――お二人は先のことを考えたりしますか?例えば、10年後の自分とか。

中山 あっという間でしょうね(笑)。でも、10年後も演じていたいですね。いろいろな役をやってみたいです。思い返せば、20代の頃になりたかった自分が、いまいるような気がするんです。そう思うと、考えておいた方がいいですね、どんな10年後か......。日本がいい時代だったらいいな。

 

――本当にそうですね。20代の頃、なりたかった自分というのは?

中山 その年代なりに悩んでいたりして、自分の殻を破りたいとか、抜け出したい、変わりたいとか......そういうことをすごく考えていたので、今はそれができているのかなと思います。

 

――キム・ジェウクさんはいかがですか?

キム 正直なこと言ってもいいですか。健康でいたいです。少しずつひざも痛めてきているし......。

――え?30代ですよね。お若いのに!(笑)

キム 舞台でひざから崩れる演技を繰り返したら、痛めてしまって。最近、スポーツは水泳ぐらいです。水泳だと、ひざが痛くならないから(笑)。健康のために何かをやっているかというと、何もやっていないんですけど......健康でいたいのは本当です(笑)。

中山 30代後半ぐらいから、女性は体に変化があるので、自然と体にいいものを摂るようになるんですってね。私もまんまとそうなって、すごく体に気をつけていたんですけど、最近は好きなもの食べてもいいかなと思っています。納豆とか発酵食品はよく摂るようにしていますね。あとはジムに通ったり、半身浴をしたり...そのぐらいです。

キム いくつになっても、心と体が健康なら何でもできるから。僕はまずひざを治さないと(笑)。

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――涼子は50代ですが、50代ってまだ先のことも考えられますし、一方で体の変化もあったりして、いちばん思いをめぐらす時期なのかなと思うんです。

中山 そうですね。もっと先のことになるかもしれないけど、毎日がエンディングみたいな心構えでいた方がいいのかなと思いますね。大げさかもしれないけれど、何やるのも命がけみたいなところが、いつもあるので。人生が終わる時に悔いが残らないようにしたいですね。この映画を観ると、自然とそういうことにも思いを馳せたりするのかもしれないですけれど......。

 

――そうですね。同時にこの映画は最近あまりない、しっとりしたラブストーリーです。『サヨナライツカ』(10)にも主演されていましたが、中山さんはこうした韓国の監督ならではのロマンティックなラブストーリーが似合いますね。

中山 ありがとうございます。

キム 本当にぴったりだと思います。この映画をたくさんの方に観ていただきたいので、ここで何かお話した方がいいと思うんですけど、僕自身、映画を観る時は、監督・キャスト以上の情報は入れたくないんです。先入観ナシに観たいので。だから、本当は皆さんに何もお話したくないです(笑)。このインタビューやポスターを観て、興味を持っていただけたら、ぜひ劇場に足を運んで、楽しんでいただけたら嬉しいです。

中山 本当ですね。涼子が複雑な状況にいるから、いろいろ考えさせてしまうのかな......と思うと、ちょっと申し訳ない気もするんですけれど、彼女が過ごした素敵な時間を共有していただけたらいいなと思います。

 

取材・文/多賀谷浩子 

中山美穂(なかやま・みほ)さん

1970年、東京都出身。岩井俊二監督の映画『Love Letter』でアジアでの人気も高い。今作は『サヨナライツカ』(10)に続く韓国人監督の作品。

キム・ジェウク さん

ドラマ『コーヒープリンス1号店』(07)で日本でも人気。幼少期を東京で過ごし、日本語も堪能。昨年はドラマ『愛の温度』のヒットも。

『蝶の眠り』

5月12日(土)角川シネマ新宿ほか全国ロードショー
監督・脚本・原案:チョン・ジェウン 

出演:中山美穂、キム・ジェウク他
配給:KADOKAWA  2017年 日韓合作映画 112分
© 2017 SIGLO, KING RECORDS, ZOA FILMS

病が進行していることを知った涼子(中山美穂)は最後の小説に取りかかり、初めて大学の教壇に立つ。そこで出会ったのが韓国人留学生のチャネ(キム・ジェウク)だった。二人の間には、やがて特別な絆が芽生えていくーー。

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