『筋緊張がとれ、自律神経が整う イラスト見るだけ整体』 (著:大橋しん、監修:芦田京子/KADOKAWA)第4回【全8回】
猫背や疲れ、肩こりに腰痛といった不調の原因は「慢性的な筋緊張」です。それらを一瞬で取り除くための革命的セルフケアを伝授しているのが、難治性患者専門の特命理学療法士であり、無意識の筋緊張を取り除く身体技法「アレクサンダー・テクニーク」の第一人者・大橋しんさん。 大橋さんの著書『筋緊張がとれ、自律神経が整う イラスト見るだけ整体』(KADOKAWA)は、見れば体のイメージが変わる、魔法のイラスト集です。その本の中から、体の各部位をほぐしていくことで慢性的な筋緊張を取り除き、体を楽にする方法をご紹介します。
※本記事は大橋しん著、芦田京子監修の書籍『筋緊張がとれ、自律神経が整う イラスト見るだけ整体』から一部抜粋・編集しました。
【目】眼精疲労・ドライアイの改善
「目」って、どこからどこまででしょうか?
目はけっこう大きい
目の本当の大きさを知れば目が潤って首がゆるむ
目の大きさは、どのくらいだと思いますか?
だいたいこのくらいかと想像するのは、まぶたの間に見える、黒目と白目の大きさくらいではないでしょうか。
でも実際の眼球は、イラストのようにピンポン玉くらいの大きさがあります。
そう、けっこう大きいのです。それが体液で覆われているので、クルクルと動いています。
頭の中に、そんなスペースと潤いがあるなんて、そしてその中に動きが起こっているなんて、考えたこともないかもしれませんね。
目が疲れると、顔面の筋肉だけでなく、目の奥の筋肉までこりかたまってきます。目を細めたり、しかめっ面になったりすると、緊張でよけいにものが見えにくくなってしまいます。それだけでなく、首も肩もかたまってきて、やがてそれはガンコな首こり、肩こり......、果ては頭痛に発展してしまいます。
そうなる前に、目玉の大きさと、それが体液に包まれながらふわっと収まっているスペースを想像してみてください。それは目にとってのゆとりや潤いをもたらし、そこから顔、首、肩の緊張がほぐれていくことでしょう。