自律神経の乱れや血圧の上昇につながる可能性あり。全身の緊張をとるために大切な「体の部位」

自律神経の乱れや血圧の上昇につながる可能性あり。全身の緊張をとるために大切な「体の部位」 12633040_615.jpg

『筋緊張がとれ、自律神経が整う イラスト見るだけ整体』著:大橋しん、監修:芦田京子/KADOKAWA)第1回【全8回】

猫背や疲れ、肩こりに腰痛といった不調の原因は「慢性的な筋緊張」です。それらを一瞬で取り除くための革命的セルフケアを伝授しているのが、難治性患者専門の特命理学療法士であり、無意識の筋緊張を取り除く身体技法「アレクサンダー・テクニーク」の第一人者・大橋しんさん。 大橋さんの著書『筋緊張がとれ、自律神経が整う イラスト見るだけ整体』(KADOKAWA)は、見れば体のイメージが変わる、魔法のイラスト集です。その本の中から、体の各部位をほぐしていくことで慢性的な筋緊張を取り除き、体を楽にする方法をご紹介します。

本記事は大橋しん著、芦田京子監修の書籍『筋緊張がとれ、自律神経が整う イラスト見るだけ整体』から一部抜粋・編集しました。

【一番大切なこと】首こり・肩こりの改善

全身の緊張をとるために、一番大切な「体の部位」はどこだと思いますか?

自律神経の乱れや血圧の上昇につながる可能性あり。全身の緊張をとるために大切な「体の部位」 12633041_615.jpg

一番大切な「首」を長く自由に

自律神経の乱れや血圧の上昇につながる可能性あり。全身の緊張をとるために大切な「体の部位」 12633042_615.jpg

諸悪の根源は「首の後ろの筋肉」の緊張だった

イキイキと動くために最も重要なことは、「首の後ろの筋肉」がこわばっていないこと。イラストで示したところがこわばっていなければ、頭と背骨はお互いに自由に動けます。

反対に、首がかたいと、背骨に対し頭を固定してしまうことになります。するとすべての動きにブレーキがかかって、大変な努力が必要になってしまいます。

人間も含めた、すべての脊椎動物の最大の弱点は首です。首には、脳と体を結ぶ脊髄や動脈が通っています。そのため、首をギュッとつかまれたり、噛みつかれたりすると、全身がうまく動かせなくなります。

問題なのは、首の後ろの筋肉がかたまって、頭が固定されている状態が当たり前になってしまうことです。動きが封じられるばかりか、「脳血流の低下」「脳内ホルモンのアンバランス」「自律神経の乱れ」「血圧の上昇」「心臓血管への負担」をドミノ倒しのように引き起こしてしまいます。

いずれも「生活習慣病」になるリスクを高めるものです。早くその重要性に気づいて、首を自由にしてあげましょう。

 
※本記事は大橋しん著、芦田京子監修の書籍『筋緊張がとれ、自律神経が整う イラスト見るだけ整体』から一部抜粋・編集しました。
PAGE TOP