スマートフォンやパソコンなどにより、目を酷使する機会が増えた現代社会。目のトラブルに悩む人も増加しています。そこで今回は目のトラブルに関するお役立ち情報をご紹介。「視力回復」「疲れ目解消」に効果的な食材も紹介するのでぜひ参考にしてみては?
老眼やドライアイにご注意!
以前放送された「駆け込みドクター! 運命を変える健康診断」(TBS系)のテーマは、"目のトラブル"でした。
まず紹介されたのは、近くの物が見えづらくなる「老眼」。番組では"簡単老眼チェック"が紹介されました。まず顔の前に人差し指を立てましょう。指紋が見える位置に置くのがポイント。指を立てたら自分の方へゆっくり近づけてみて下さい。途中、指紋が見えなくなる位置があるはず。その位置が顔から30cm以上離れていると"老眼"の可能性があります。
ネット上では「チェックを試してみたら、まだセーフで一安心」「老眼チェックで基準値の30cmだった。老眼はじまりつつある」など、老眼チェックを実践してみた人は多い様子。
また医療ジャーナリスト・森田豊先生は"ドライアイ"の危険性について言及しました。たかがドライアイと考えがちですが、放っておくと角膜を傷つけて視力が低下する恐れがあります。というのも、乾燥した目はとても傷つきやすい状態。目に傷がついてしまうと、「目の疲れ」「不快感」「まぶたが重い」など様々な目の不調を引き起こします。最悪の場合、細菌感染や視力低下の危険も。
目に良い食材1位は"あの魚"
番組では、「視力回復」「疲れ目解消」に役立つ食材を紹介。番組MCのオードリー・春日俊彰さんは東京・築地で"目にいい食材ランキング"を発表しました。目に良い食材といえば、"ブルーベリー"を思い浮かべる人が多いですよね。しかし、ランキングでは第3位でした。ブルーベリーには"眼精疲労"に効く色素成分「アントシアニン」の他に、"疲れ目解消"に効果的な「ビタミンA」や"目の老化"を防ぐ「ビタミンE」など目に良い成分がたっぷり含まれています。
そんな様々な効能を持つブルーベリー以上に、目に良いとされた2位の食材が"ほうれん草"。ほうれん草には目に良い成分βカロテンやルテインが豊富に含まれています。βカロテンは眼の粘膜を健康に保ち、ドライアイの症状を軽減する働きが。一方ルテインは紫外線から目を守り、白内障予防にもなります。
そして最も目に良い食材として1位を獲得したのが"鮭"。鮭には赤い色素「アスタキサンチン」が豊富に含まれており、「視力回復」「目の老化防止」「疲れ目解消」など様々な効果があります。アスタキサンチンが目を守る効果は、ほうれん草に含まれるβカロテンの40倍、ブルーベリーに含まれるビタミンEの550倍といわれるほど桁違い。また鮭ほどではありませんが、エビやカニからもアスタキサンチンを摂取できます。今後の目のトラブル回避に役立ててみてはいかが?
一見、改善が難しいイメージのある目のトラブル。実は様々な食材が目の健康を促してくれます。効能は食材によって異なるので、正しい知識を持って摂取するよう心掛けていきましょう。
文=藤江由美
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