悪玉コレステロールよりも危険!? 動脈硬化の原因になるレムナントコレステロールとは

悪玉コレステロールよりも危険!? 動脈硬化の原因になるレムナントコレステロールとは 180326_sakana_1.jpg

外食や飲み会が続くと気になるのが「コレステロール」。健康診断などで耳にすることはよくありますが、正しい知識や対策法を知らないとどんどん数値が悪化してしまうかもしれません。今回は、そんなコレステロールについて詳しく見ていきましょう。


レムナントコレステロールって?

昨年放送の「ガッテン!」(NHK)では、"コレステロール"について特集。そもそもコレステロールは細胞膜を作る材料で、本来は私たちの体にとって必要なもの。しかし「LDLコレステロール」と呼ばれる「悪玉コレステロール」が多すぎると、動脈硬化やプラークといった血管トラブルを引き起こす原因になってしまいます。

「悪玉コレステロール」と「善玉コレステロール」の名前を聞いた人ことがある人は多いかと思いますが、今回注目するのは「レムナントコレステロール」。病院で検査などを受けると「悪玉コレステロール」「善玉コレステロール」「総コレステロール」と3つの項目に分かれているのが一般的。「レムナントコレステロール」は、「総コレステロール」から「悪玉コレステロール」と「善玉コレステロール」を引いて算出された数値のことを言います。

実はこの「レムナントコレステロール」は、「悪玉コレステロール」よりも危険な存在。動脈硬化の大きな原因になってしまうので、「レムナントコレステロール」が多かった人は今すぐに対策を始めましょう。

ちなみに、「レムナントコレステロール」と「悪玉コレステロール」を足した総悪玉コレステロールの基準値は150未満。150~169はやや危険、170以上は危険と診断されます。ネット上では「悪玉コレステロールはセーフだったのにレムナントコレステロールも足したら基準値アウトだった!」との声も上がっているので、自分の総悪玉コレステロールの数値を確認するのがおすすめですよ。


青魚で総悪玉コレステロール値を改善!

レムナントコレステロールを減らすためには、"健康な食生活"が大切です。特に肉などに含まれる飽和脂肪酸はできるだけ避け、肉よりも魚中心の食生活を心がけましょう。魚の中でも特におススメなのが、サバやイワシなどの青魚。青魚に含まれるEPAは総悪玉コレステロールを下げる働きがあるので、積極的に食事に取り入れてくださいね。

番組では、総悪玉コレステロールの数値が高かった人に魚中心の食生活を続けてもらったところ、たった2週間で驚きの効果が。全員が基準値の150を下回り、無事コレステロール値が改善されました。ネット上では「青魚だけでそんなに変わるの!?」「青魚すごすぎる...」など驚きの声が続出。今まで肉ばかり食べていた人も、これを機会にチャレンジしてみては?

また、大豆類や野菜に含まれる食物繊維もコレステロールの吸収を抑える働きがあるそう。ヘルシーな食生活を続けて、健康的な体を手に入れましょう。

関連記事:「高コレステロールと高血圧の予防に! 木綿豆腐とサバのドライカレー」

 

この記事に関連する「健康」のキーワード

PAGE TOP