笑福亭鶴瓶さんや華原朋美さん、陣内智則さんなど多数の芸能人も苦しめられた"痛風"。激痛を引き起こすことで知られる病ですが、ある食べ物を摂ることで痛風を予防できる可能性があると明かされています。
痛風の原因・プリン体は体の中でも作られている!?
昨年放送された「サタデープラス」(TBS系)では、痛風に関して大特集。痛風に苦しめられた芸能人の声や、痛風を予防する方法などを紹介しました。
痛風とは結晶化した尿酸が足の関節などにたまることで激痛を起こす病で、30歳以上の男性の3人に1人が痛風予備軍、女性でも50代から急増すると言われています。過去に痛風を経験しているサバンナの高橋茂雄さんは、同番組内で痛風に関して「とにかく痛い」「足を大型のトレーラーが轢いてる感じ」とコメント。ネット上でも「痛風マジで痛すぎて死にそう...」「痛風が痛すぎて歩けない」と苦しんでいる人は多いようです。
痛風は多くの人も知っているように"プリン体"が原因。ビールや魚卵の摂り過ぎが原因だと思われているプリン体の増加ですが、大阪大学医学部付属病院の前田法一先生は番組内で、食べ物だけがプリン体の要因ではないと発言しています。食事由来のプリン体は、実は体内に含まれるプリン体の3分の1程度。残り3分の2は体内で生成されているため、誰もが痛風になる可能性を持っていることが明らかになりました。
こんにゃく&牛乳で痛風予防!?
そこで痛風にならないための予防法も大紹介。番組では痛風がもっとも少ない都道府県である群馬県に注目しました。前田先生によると、群馬県特産のこんにゃくが痛風予防に効果があるのだそう。痛風の元凶である尿酸は、多くが尿から体外に排出されるため、アルカリ性の液体に溶けやすい性質が。そのためアルカリ性食品であるこんにゃくをよく食べることで、尿酸が尿に溶けて排出されやすくなると推測しています。
また痛風の予防には牛乳が効果的だという研究結果も。乳製品に含まれるカゼインというたんぱく質が、尿酸の尿からの排出を手助けしてくれるそう。番組では、12年間で5万人弱を追跡調査した結果、1日1杯牛乳を飲むことで痛風発症率が43%減少したことが明かされています。
これには視聴者から「こんにゃくが痛風にいいって初めて知った!」「アルカリ性食品である野菜も予防にいいのか... いっぱい摂ろう!」「こんにゃくと牛乳が尿酸値を下げると聞いて、ここ数日こまめに摂るようにしてます」といった声が。
誰でもトレーラーに轢かれるような激痛は感じたくないもの。対策をとることで、痛風とは無縁の生活を目指しましょう。