健康でいるために常に気にかけておきたい「血圧」。でも生活する中で、知らず知らずのうちに「乱れ血圧」になっていることも...。そんな「乱れ血圧」にならないために、管理栄養士・堀千佐子さん考案「減塩あったかミネストローネ」を作ってみました。
前の記事「あなたの血圧は大丈夫!?「乱れ血圧」を撃退するための?減塩あったか和風ポトフ"を【作ってみた】」はこちら。
<「乱れ血圧」撃退減塩あったかスープ その2>
ホクホクした豆の食感がたまらない「豆のミネストローネ」
(2)「豆のミネストローネ」
<材料>(2人分)
玉ねぎ...1/4個
にんじん...1/6本
ベーコン...15g
水...150ml
ミックスビーンズ...50g
ゆで大豆...40g
トマトジュース...300ml
刻みパセリ...少々
<作り方>
1) 玉ねぎ、にんじんは7㎜角のさいの目切りに、ベーコンは細かく刻みます。
2) 鍋に1の玉ねぎ、にんじん、ベーコンと水を入れて中火で煮ます。火が通ったら、ミックスビーンズ、ゆで大豆、トマトジュースを入れて、さらに煮ます。煮立ったら弱火にして3分ほど煮込み、器に盛り付け、最後に刻みパセリをふれば完成です。
2品目は、たっぷりの豆をトマトジュースで煮込んだ洋風スープレシピです。今回の味付けのポイントとしては、細かく切ったベーコンを使ったことです。ベーコンからいい出汁が出て、トマトの酸味と共に、ほどよい塩分が効いたスープになり、余分な塩分を加える必要がないのでここでも減塩が可能に。彩りが鮮やかな上、豆のホクホクした食感も美味しく、野菜もたっぷり入っているので、短い時間でしっかりエネルギーチャージしたい朝食スープにもぴったりです。
知っておきたい"減塩調理ポイント"
今回作ったスープ2品もそうですが、「乱れ血圧」を防ぐためにはやはり"減塩"がポイントになってきます。そこで、"減塩調理ポイント"をおさらいしておくと...
・ナトリウムの排出を促し、血圧の上昇を抑える働きがあるカリウムを豊富に含む冬野菜を積極的に食べる
・香りが強く、辛みがあるアブラナ科の野菜を使う、塩分を含んだ加工食品は細かく刻んで調味料的に使う、かんきつ類など味のポイントとなる素材をちょい足しするなど、できるだけ調味料は使わず、素材の力で調理する。
これらのポイントに気を付けて調理すれば、自然と"減塩"に繋がりますよ。
「乱れ血圧」を防ぐためには、しっかり自分の体を知ることが大切!
健康診断では高血圧ではなかったから安心していたら、実は「乱れ血圧」だったという例も少なくないそう。そうならないためにも、こまめに自分の血圧を測って状況を把握しておくことが大切です。
どういう時に自分の血圧が上がったり下がったりするのか、この自分の体のデータを知ることで、自分の体への関心も高まり、結果として血圧を安定させることにも繋がってきます。忙しい毎日ではありますが、自分の体の声に耳を傾ける時間も大切にしていきませんか?
写真・文/JUNKO