地域によってさまざまなタイプがある「番茶」は、日常的に飲むお茶として、古くからなじまれています。この「番茶」、実は体にいい成分が豊富で、生活習慣病の予防に役立つことをご存じですか? 冷え性対策にもぴったりな飲み方のアレンジ方法もご紹介します。
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ジャムやしょうが飴...番茶をアレンジ
常用茶としておなじみの番茶ですが、アレンジ法を知っておくと楽しみが広がるとは、「日本茶専門店 茶倉 SAKURA」(神奈川県横浜市)店主の小方奈緒さん。
「これからの季節、冷え症対策には体を温めてくれる梅醤番茶が役立ちます。他にも、しょうが飴を溶かしたり、ゆずやマーマレード、いちごなどのジャム類を加えるのもいいです」。
梅醤番茶は、煮出した三年番茶に梅干しとしょうが、 しょうゆを合わせた飲み物です。 ちょっと体が疲れたな、元気が出ないなというときはもちろん、冷え症の改善にもおすすめです。さっそく、作り方を小方さんに教えていただきました。とっても簡単なので、ぜひお試しください。
●材料(湯呑み1杯分)
熱々の三年番茶 (なければ他の番茶でも可) ...120~130ml
おろししょうが...小さじ1/2
梅干し...1 個
しょうゆ...2 ~ 3 滴
●作り方
1.おろししょうがを入れた湯呑みに10分ほど煮出した熱々の番茶を注ぐ。
2. 1 の中に梅干しを入れて、 箸などで突いてつぶしたらしょうゆを注いでかき混ぜる。
取材・文/笑(寳田真由美) 撮影/米山典子
<教えてくれた人>
小方奈緒(おがた・なお)さん
小方奈緒(おがた・なお)さん
「日本茶専門店 茶倉 SAKURA」(神奈川県横浜市)店主。日本茶カフェを営むお茶の達人。これまで訪れた産地は50カ所を超える。