イタリアの家庭料理がお手本。谷島せい子さんの毎日の野菜だし(前編)

ご紹介するのは、イタリアの家庭料理の基本「ソフリット」。冷凍庫に常備できる万能のだしのもとです。「食べ切れなかった野菜の端や、安く大量に買った野菜で、時間のあるときに作っておきます。料理に少し加えると、野菜の旨みで味がぴしっと決まって、おいしくなるんですよ」と谷島さん。刻んだ野菜を炒めるだけ。火が通って、とろりとなじめばOKという手軽さもうれしいところです。「使いたい分だけ冷凍庫から取り出して、毎日のように使っています」

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■材料(作りやすい分量)
玉ねぎ  ...1個
にんじん ...1本
セロリ  ...1本
エクストラバージンオリーブ油...適量

■作り方
1.玉ねぎ、にんじん、セロリはみじん切りにする。フードプロセッサーを使って細かくすると手間が省ける。
2.熱した鍋にオリーブ油を入れ、を入れて焦げないように炒める。
3.が冷めたら食品保存用のポリ袋に入れ、平らにならして冷凍する。使うときは必要な分だけポキッと折り、凍ったままスープやソースに加える。いつでも気軽に使えるのがいいところ。解凍するとかえって水っぽくなることも。お好みで、材料にパセリを加えてもおいしい。

いつもの料理をあっという間においしくするだしのもと。カレーに、スープに、パンにのせてもOK。
冷蔵庫で1カ月保存できます。

 

次の記事「豆と雑穀のミネストローネなどレシピ3点。谷島せい子さんの毎日の野菜だし(後編)」はこちら。

取材・文/飯田充代 撮影/中野博安 

  

イタリアの家庭料理がお手本。谷島せい子さんの毎日の野菜だし(前編) 谷島せい子(たにしま・せいこ)さん
<教えてくれた人>
谷島せい子(たにしま・せいこ)さん
1947年生まれ。「スタジオMOW」主宰。航空会社の客室乗務員や主婦時代を経て料理研究家に。自宅で料理サロンを開催し、おいしい家庭料理と人生の楽しみ方を広めている。数あるレシピの中でも常備菜が人気。テレビや雑誌で活躍中。著書多数。
 
この記事は『毎日が発見』2017年11月号に掲載の情報です。

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