いつものその考え方の癖、うつ病には禁物です/"うつ"を寄せ付けない習慣(4)

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物事はとらえ方次第。他の考え方を探そう

うつ病の専門医である野村総一郎先生によると、「誰でも考え方に癖があります。うつ病になる人は、特有の考え方や物事に対する捉え方をするとされています」。起きた出来事に対する「不安」や「怒り」などの感情は、「出来事→感情」と直接つながってはいません。出来事と感情の間には、「その出来事をどう捉えるか」というステップがあります。つまり感情の起こり方は「出来事→その人の捉え方→感情」となっているのです。

この物事に対する捉え方が偏っていると、うつ病を招きやすくなる可能性があります。考え方の癖は意識しないと気付きません。不安などの感情に支配されたら、「他の考え方があるかも」と立ち止まることが大切です。うつ的思考パターンから脱却するには、下を参考にノートに書き出してみましょう。繰り返し練習することで、思考パターンが良い方向に変化し、うつ病の予防や軽症のうつ病の改善が期待できるそうです。

前の記事「"朝食抜き"や"孤独"はダメ! うつとさよならするための4つの生活習慣/"うつ"を寄せ付けない習慣(3)」はこちら。


うつ的思考パターンを知ろう

パターン1  物事を100点か0点かの極端にしか捉えられない
パターン2  1回の失敗や嫌な出来事があると、常に繰り返されるものと考える
パターン3  良い出来事があっても否定的に捉える
パターン4  何かするとき「絶対にこうすべきだ」と考える
パターン5  嫌な出来事があったときに結論を飛躍させる
パターン6  人の心を深読みし過ぎる
パターン7  否定的な自己像を作り上げて、自分にそのレッテルを貼る


うつ的思考パターンを修正しよう

起きた出来事や状況、そのときに頭に浮かんだ考えをノートなどに書き出します。その考えが、上のうつ的思考パターンの1~7のどれに当てはまるかと、客観的に可能な考えを書き出します。

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取材・文/宍戸幸夫、山口幸子

<教えてくれた人>
野村総一郎(のむら・そういちろう)先生
六番町メンタルクリニック所長、一般社団法人日本うつ病センター副理事長。慶應義塾大学医学部卒業。専門は精神科学、特にうつ病の診断・治療。カウンセリングや認知行動療法を中心とした治療に力を入れている。
この記事は『毎日が発見』2017年11月号に掲載の情報です。

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