
『「モリモリ食べたい!」「運動嫌い」でもなんとかなる 40代からのゼロリバウンド・ダイエット』 (高木拳斗(けんとのダイエット講座)/KADOKAWA)第8回【全8回】
「若いころよりやせにくくなった」と感じていませんか? そんなあなたのお悩みを解決するヒントをくれるのが、臨床栄養医学指導士・トレーナーの高木けんとさんの提案する「けんと式ダイエット」です。高木さんは、これまでに2,000人以上を指導してきた経験と、栄養学に基づいた独自のダイエット法を提唱。著書『「モリモリ食べたい!」「運動嫌い」でもなんとかなる 40代からのゼロリバウンド・ダイエット』(KADOKAWA)では、間違ったダイエットの常識を正し、そしてどうすればきれいにやせるのか具体的な方法を解説しています。今回はこの本の中から、健康的で、リバウンドしない体を目指すためのステップをご紹介します。
※本記事は高木拳斗(けんとのダイエット講座)著の書籍『「モリモリ食べたい!」「運動嫌い」でもなんとかなる 40代からのゼロリバウンド・ダイエット』から一部抜粋・編集しました。
【代謝を上げて脂肪燃焼するには?】
「体重は減っても、お腹の脂肪がなかなか落ちない」「お尻や太もも裏のぷにぷにをなくしたい!」。こんな女性の声もよく聞きます。その悩みを解決するものは......ズバリ、これも糖質!お腹や太もものプルプルしたお肉は、基本的に皮下脂肪です。食生活の改善で落とせますが、その前に、まずは脂肪について少し知っておきましょう。これまで「脂肪」ってひと口にいってきましたが、体脂肪には「内臓脂肪」と「皮下脂肪」の2つがあります。
皮下脂肪
名前の通り、皮下組織につく脂肪。体脂肪の大半を占めるのはこれ。お腹のたるみとかお尻、太もも、二の腕などにつく、指でつまめる脂肪のいわば総称。
内臓脂肪
内臓につく脂肪で、内臓の周りにべったりとくっついた脂肪肝をイメージする人も多いけれど、代表的なのは、胃や腸の周りにある腸間膜という膜の表面につく脂肪。目に見えない腹筋の内側、腹腔というお腹の空洞内につく脂肪の総称。
内臓脂肪が過剰に蓄積すると、生活習慣病のリスクが高まります。内臓脂肪が中心についた肥満は「りんご型肥満」、皮下脂肪が中心につくと「洋なし型肥満」といわれ、男性は内臓脂肪がつきやすく、皮下脂肪は女性につきやすいことがわかっています。
しかも、皮下脂肪って体の各部の皮下で重力の影響をモロに受けるので、ぷにぷにぶよぶよとたるみやすい!お腹とかお尻とか、服にも響くので気にする女性が多いのもうなずけます。
2種類の体脂肪のつき方は?

体脂肪の大半を占める皮下脂肪は、お腹まわりなどにつき指でつまめる脂肪。内臓脂肪は、腹筋の内側でほとんどの消化器が収まっている空洞、腹腔(ふくこう)につく脂肪。
そもそも、女性はエストロゲンという女性ホルモンが分泌されるから、皮下脂肪がつきやすいんですよ。だから、エストロゲンの分泌が過剰になると、より皮下脂肪を溜めやすくなるといわれます。
エストロゲンの分泌が過剰になる理由は、まず肥満があげられます。エストロゲンが過剰だから太るんでなく、肥満になるとエストロゲンが過剰に分泌されるので、さらに皮下脂肪がつく悪循環が!
まずは、食生活を改善すること。代謝が上がると同時にホルモンバランスも整って、皮下脂肪も落ちやすくなります。ただし、女性は皮下脂肪がつきやすく内臓脂肪はつきにくいのですが、エストロゲンが減る閉経後は内臓脂肪の蓄積にも注意してくださいね。








