「やせ体質になる」「ムダ食いがなくなる」体脂肪だけを落とす「PFCバランス」の重要性を解説

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『代謝は落とさず脂肪だけ落とす、ずるい食べ方 体脂肪狙い撃ちダイエット』 (体脂肪専門家くどう/KADOKAWA)第4回【全5回】

YouTube登録者数18万人を誇る体脂肪専門家くどう氏。もともと万年ダイエッターだったそうですが、体脂肪の落とし方を猛勉強し、3カ月で体重−10kg、体脂肪率−10%を達成。いまでは正しい理論と経験を基にした「代謝を下げずに、食事で摂取カロリーを管理する」ダイエットをわかりやすく教えています。その著書『代謝は落とさず脂肪だけ落とす、ずるい食べ方 体脂肪狙い撃ちダイエット』(KADOKAWA)には、無理な食事制限や激しい運動は一切不要、年齢による代謝の低下を考慮しつつ、体脂肪だけを効率的に落とす「ずるい食べ方」を掲載。今回はこの本の中から、理想の体と健康を手に入れるためのヒントをご紹介します。

※本記事は体脂肪専門家くどう著の書籍『代謝は落とさず脂肪だけ落とす、ずるい食べ方 体脂肪狙い撃ちダイエット』から一部抜粋・編集しました。

三大栄養素のバランスを考えて献立を作る

1食あたり500kcal前後で管理しつつ、実際どんなメニューで組み立てればいいのでしょう?ということで、次の戦略「PFCバランスを整える」について解説していきます。PFCバランスとは、三大栄養素といわれるたんぱく質、脂質、糖質のバランスのことで、それぞれの英語の頭文字をとっています。

PFCバランスを守った食事で、安定してアンダーカロリーを作ることには、体脂肪だけを落とすために欠かせない大きなメリットがあります。

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食事が安定してムダ食いがなくなる

糖質制限を例に挙げると、炭水化物を極端に摂らない食事では、糖質が圧倒的に少なくなるので、PFCバランスは崩れてしまいます。糖質は体や脳を動かすときのエネルギー源ですから、不足すると脳はエネルギー不足を感じて「もっと食べろ!」と、私たちに命令を出します。これによって糖質の多いご飯やパン、お菓子などの甘いものを欲するようになるのです。

たんぱく質や脂質も同じです。たんぱく質は筋肉、神経細胞、血液、臓器などを形成する原料ですし、脂質は細胞膜やさまざまなホルモンの原料になっています。ホルモンには食欲をコントロールするものもあります。つまり、どの栄養素が不足しても、食欲が乱れてしまうのです。

食欲をコントロールしているのは脳ですから、私たちの「ダイエットしたい!」という意志とは関係なく食べてしまうのは、PFCバランスが乱れているから。逆にいえば、PFCバランスが整っていれば、食欲は安定しやすいというわけです。

基礎代謝が上がってやせ体質になる

次に基礎代謝についてですが、普段から食事で糖質を摂っていない人は、糖質を代謝する力が落ちます(耐糖能の低下)。もう少しわかりやすく説明すると、糖質を摂っていない=糖質を代謝する練習をサボっているわけですから、糖質がやって来たときに、脳や体を動かすためのエネルギーに変換しにくくなるということです。こうなると変換されずに余った糖質は、体脂肪として蓄えられてしまいます。食の欧米化が進んだ現代では簡単に脂質過多になるため、糖質制限をしていない人でも糖質の割合が下がり、耐糖能が低下しやすくなります。

つまりPFCバランスが悪いと、代謝する力が落ちやすくなるということです。摂取カロリーを管理しながら、可能な限りPFCバランスも整えていく必要があるのです。適当に食事量だけを減らしても、健康的に痩せることはできません。

 
※本記事は体脂肪専門家くどう著の書籍『代謝は落とさず脂肪だけ落とす、ずるい食べ方 体脂肪狙い撃ちダイエット』から一部抜粋・編集しました。
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