
『専門医が教える 1分で肝臓から脂肪が落ちる食べ方決定版』 (尾形 哲/KADOKAWA)第4回【全6回】
シリーズ累計12万部を突破した、『専門医が教える 1分で肝臓から脂肪が落ちる食べ方決定版』(KADOKAWA)は、肥満解消と脂肪肝・糖尿病改善のための専門外来「スマート外来」の担当医・尾形哲先生の著書。先生いわく、肝臓の脂肪は落ちやすく、少しの努力で基礎代謝が上がり、自然と痩せやすい体質へと変わっていくそうです。本書では、無理な運動や厳しい食事制限は一切おすすめしていません。掲載しているのは、日々の生活に簡単に取り入れられる「1分でできる工夫」ばかり。今回はこの本の中から、健康的な毎日を手に入れるためのヒントをご紹介します。
※本記事は尾形 哲(著)による書籍『専門医が教える 1分で肝臓から脂肪が落ちる食べ方決定版』から一部抜粋・編集しました。
患者の8割が3カ月で5kg減!【Dr.尾形式】やせる食べ方ルール
食事指導をするなかで" 肝臓から脂肪を落とす" ことに成功したやせるための"最短の食べ方"をお伝えします。
これが最短!やせる食べ方ルール3+食べないルール1
ルール1:ご飯、パン、麺などの主食は半分の量に

ルール2:体重1kg当たり1gのタンパク質を3食に分けてとる

ルール3:野菜やきのこ、海藻は量を気にせずモリモリ食べる

食べないルール1:果糖ブドウ糖液糖入りの加工食品をなるべく避ける

ルール1:ご飯、パン、麺などの主食は半分の量に
【理由】米、パン、麺中心の食事が肝臓の脂肪を増やすから
脂肪肝になる最大の原因は" 糖質" です。糖質はおもに米、パン、麺、果物などの食品に含まれています。体内ではブドウ糖に分解され、血液を通じて全身に運ばれ、細胞のエネルギー源として利用される大切な栄養素。
しかし糖質が過剰に摂取されると、エネルギーとして使いきれなかった余剰の糖は中性脂肪として蓄えられることに。中性脂肪が肝臓に蓄積すると、"脂肪肝が進行する"わけです。
てっとり早く食事をしようとすると、丼ものやサンドイッチ、うどんなど、糖質メインの食事になりがちです。こうした食事が習慣化することで、肝臓に脂肪が増える人が増えているのです。
【だからこうする】1食の糖質量は20~40g。ご飯なら茶碗1/2 杯(70g)

糖質から必要なエネルギー量を確保しつつ、肝臓に脂肪を増やさない糖質摂取量は、1食で20~40g。1日のトータルは130gを上限にしましょう。
主食で考えると、1 食当たりのご飯の目安量は70gです。茶碗1 杯でご飯150gなので、茶碗の半分ほど。この量を守れば、主食から摂取する糖質量が25gほどで、おかずを十分にとっても、糖質量が増えすぎません。
1食で食べていい主食の量
食パン 6枚切り1 枚
うどん(ゆで) 1/2 玉(120g)
うどん(乾燥) 35g
そば(乾燥) 35g
スパゲッティ(乾燥) 35g
もち 1 個(50g)
データ提供:佐久市立国保浅間総合病院「スマート外来」








