表情筋トレが、かえってシワを深くする原因にも。「ほぐす」ことから始める本当の顔筋ケア

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『7日間で若返る! 顔筋老けグセリセット』 (佐藤加奈子/KADOKAWA)第6回【全9回】

「鏡を見るたび、増えるシワやほうれい線が気になる...」そう感じていませんか? 若々しい表情のために大切なのは、表情筋を鍛えることではなく「ゆるめる」こと。表情筋がこわばり、眉間にしわを寄せて話したり、ほうれい線にぐっと力を入れたりするなどの「老けるクセ」があると、表情筋トレをしたところで遠回りになってしまうんです。表情グセに特化したオリジナルメソッドを考案した佐藤加奈子さんの著書『7日間で若返る! 顔筋老けグセリセット』(KADOKAWA)では、顔の筋肉を優しくほぐすだけで、若々しい印象を取り戻す方法が紹介されています。放っておくとシワやたるみのもととなる表情グセを解消し、心も顔もイキイキと輝く毎日を手に入れましょう。

※本記事は佐藤加奈子著の書籍『7日間で若返る! 顔筋老けグセリセット』から一部抜粋・編集しました。

筋肉をほぐすことが大事な理由

表情筋トレーニングでは、筋肉や筋膜を「ほぐす」ことが基本となります。

表情は、複数の表情筋が連動して動くことで成り立っています。しかし、ストレスや生活習慣などにより筋肉が硬くなると、表情筋の動きが制限され、表情が作りづらくなってしまいます。まずは「ほぐす」ことで、筋肉の柔軟性と可動域を取り戻し、本来のスムーズな動作を取り戻しましょう。

また、筋肉を包んでいる「筋膜」は、筋肉同士や周辺組織がスムーズに動くための潤滑油のような役割を担っています。しかし、姿勢の崩れや長時間同じ表情を続けることなどで筋膜同士が癒着すると、筋肉が引っ張られて動きが悪くなり、コリや痛み、たるみなどを引き起こします。ほぐすことによって癒着した部分をゆるめると、筋肉が本来の位置や動きに近づき、より自然で美しい表情が作れるようになります。

筋肉や筋膜の硬直によって、局所的に血流やリンパの流れが滞ると、肌のくすみやむくみ、老廃物の蓄積を招き、むくみを助長します。ほぐすことで血行が促進されると、肌のトーンが明るくなり、リフトアップ効果や小顔効果にもつながります。

ほぐすことによって表情筋が柔軟になり、筋膜の癒着もない状態になると、顔全体のバランスが整い、自然に引き上がりやすくなります。余計な力みが減るため、深いシワを生み出していた表情グセも徐々に改善され、シワそのものが目立ちにくくなる効果も期待できます。

筋肉や筋膜を十分にほぐさないまま負荷をかけてトレーニングをすると、正しい方向に力が伝わらず、狙った効果が得にくくなるばかりか、望まない部分に力が入りすぎて輪郭が崩れたり、かえってシワを深くする原因になりかねません。

1 咬筋を摩擦しないようにグーにした手で小刻みに揺らす

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2 両手の指先で円を描くようにこめかみをほぐす

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3 頰骨の下を人差し指で支えて揺らす

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4 人差し指の第二関節を小鼻の上あたりにあて、ゆさゆさ揺らす

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5 グーにした手で円を描くようにあごをほぐす

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※本記事は佐藤加奈子著の書籍『7日間で若返る! 顔筋老けグセリセット』から一部抜粋・編集しました。
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