「結婚30年。夫と会話が続かない」立木ミサの夫婦の相談室

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隣の芝生は青く見える......と思っていたら、意外とうちの芝生のほうが青いのではないか!? 「そうそう、そうなのよ」とうなずきたくなる相談から、驚き、びっくりな悩みまで、いろいろあります夫婦って。

定年後の夫婦問題はもとより、子ども世代や孫世代にリアルに起きている夫婦のさまざまな問題を夫婦問題カウンセラーの立木ミサさんと一緒に考えます。

  

Q 夫に話しかけてもはっきりした返事が返ってこなかったり、聞いているのかいないのかわからなくて困っています。

テレビをいっしょに見ていて夫に何か話しかけても返事がなかったり、とりとめのない会話が弾むということが少なく、結婚して30年近くになりますが、夫が何を考えているのかよくわからないときがあります。もともと夫は口数が多い方ではありませんが、仲が悪いということもありません。私が話したことを忘れていることも多く、聞いていないのかしら? と思うこともあります。なんだかとても寂しい気持ちになります。夫婦のコミュニケーションが少ないままでいいのだろうか......、もっと楽しい会話を夫婦でできたら、と思っています。(62歳・専業主婦)

 

A 男性と女性では会話の目的が違います。

年代を問わず「夫が何を考えているのかわからない」というご相談をいただきます。男性と女性では、脳の言葉を司る場所の構造に少々差があるといわれています。脳全体を比較すると男性の方が重いのですが、だからイコール勝っているというわけではありません。言語能力の場所は一般的に女性の方が優れているといわれています。女性が見たままや感じたままをすぐに言葉で表現できたり、とりとめのないおしゃべりを楽しめるのは、こうした構造上の違いがあります。そのため男性は女性のように次々に話題が変わる、とくに目的のない会話は苦手なのです。

女性は「会話する」そのこと自体が目的です。女友達と2時間、3時間おしゃべりした後は、何をといって話したわけではないのにスッキリした気持ちになります。一方男性は会話するには「目的が必要」なのです。ですから、「ちょっと聞いてもらえるだけでいいんだけど」と、会話を始める前に夫に目的を提示してみましょう。そうすれば「聞いていればいいんだな」ということを理解してくれるはずです。女性にとっては楽しいおしゃべりでも男性にとっては「で、いったい何が言いたいの? 」と感じています。もしリアクションがほしいときには「あなたはどう思う? 」と「答えを頂戴ね」ということも伝えてみましょう。そうすれば会話が苦手な夫でも「答えなければ」と思ってくれるはずです。

<まとめ>
女性は会話をする、そのこと自体が目的ですが、男性は会話をするときには「目的」が必要なのです。

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<教えてくれた人>
立木ミサ(たつき・みさ)さん

夫婦問題カウンセラー。1959年、神奈川県生まれ。これまで1200人以上の夫婦問題に接し、男女、世代を問わずに夫婦に起きるあらゆる問題に取り組んでいる。「生き苦しさ」を乗り越えるためのサポートを主軸にカウンセリングを行っている。

<オフィシャルブログ> http://ameblo.jp/tatsu-go-go

 
この記事は『毎日が発見』2015年6月号に掲載の記事です。

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