スーパーなどで買い物の支払いをするとき、小銭が多いとお金の出し入れに手間取ることがありますよね。実は、支払いが簡単に手早くできる上に、割引や返金、ポイントなどの特典が付いたカードがあります。「クレジットカードでしょう。借金みたいで好きじゃないのよ」という人もいると思いますが、クレジットカードではありません。銀行で申し込みができる「デビットカード」や、スーパー・コンビニなどで手に入る「電子マネー」です。
銀行のデビットカードは誰でも申し込みできます
デビットカードは、クレジットカードのような入会審査はなく、15歳以上(中学生は除く)の人ならほぼ誰でも申し込みできます。買い物などに利用する際はクレジットカードのように店員に渡すと、原則、即時に自分の口座から引き落とされるので、現金感覚で使うことができます。加えて、VisaやJCBといった国際ブランドが付いているので、クレジットカードが使える所ではほとんど利用できます。
電子マネーは入金した金額の範囲内で利用できます
ファイナンシャル・プランナーの丸山晴美さんは「デビットカードは、国内の店舗だけではなく、海外旅行やネットショッピングでも利用できます。使える金額は預金残高の範囲内なので、残高の確認は忘れずにしましょう」と話します。一方、電子マネーはあらかじめ入金した金額の範囲内で利用できる基本的に前払いのカードです。
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取材・文/金野和子
<教えてくれた人>
丸山晴美 (まるやま・はるみ)さん
ファイナンシャル・プランナー。節約アドバイザー。マネー専門家として、テレビ、雑誌などで幅広く活躍。著書に『みんなが知らない頭のいいお金の増やし方』(宝島社)などがある。