手首の関節がポッコリと腫れてくる!ガングリオン体験談

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ペンネーム:向日葵
性別:女
年齢:49
プロフィール:
3人の子持ちママです。私が42歳のときに47歳の夫が脳梗塞で倒れ、右半身のマヒと言語障害などが残りました。私自身も甲状腺の持病の他に、年齢とともに高血圧症や椎間板ヘルニアなどの病気が出てきています。

最初に左手首の異常に気づいたのは、今から10年ほど前のことです。それまでも、なんとなく手首の関節の動きが鈍いような気はしていたのですが、強い痛みがあるわけでもなく、「年齢的なものかな?」と、そのままにしていました。ところが、ある日ふと手首を見ると、手首の甲側の真ん中辺りがポッコリと腫れていたのです。大きさは2センチほどで、触ってみると皮膚のすぐ下に意外に硬いぐりぐりとした感触がありました。「知らない内にどこかにぶつけたのかな?」そう思いましたが、見た目はけっこう膨らんでいるのに皮膚に変色はなく、触っても痛みは感じません。そのアンバランスさに不安をおぼえ、その日のうちにかかりつけの総合病院を受診することにしました。

病院の受付で手首の状態を話して相談したところ、整形外科がいいだろうとすすめられ、待合室で順番を待つことに。こういう時は悪いことばかり想像してしまうもので、混み合う待合室で、どんな診断が下るのだろうかと、ドキドキしながら自分の順番が来るのを待つこと1時間。ついに名前が呼ばれ、緊張しながら診察室へ。診察室にいたのは、以前、骨折をしたときに担当してくれた顔見知りの先生でした。今までの経緯を説明すると手首を触診した先生の見立ては「ガングリオンだろう」とのこと。「ガングリオン」という聞きなれない言葉に、私は思わず首をかしげました。

先生の説明によると、手首などの関節にできるもので、関節の液がしみ出して溜まっている状態だそう。痛みが大きかったり手首が動かしにくかったりするなら、注射で液を抜くこともできるが、関節に針を刺すためけっこう痛いと言われました。実家の母が膝に水が溜まり注射で水を抜いたことがあり、かなり痛かったという話を聞いていたので、思わず腰が引けてしまいました。結局、「痛みがないならこのまま様子をみよう」ということになり、この時は何もせずに帰宅しました。しかし、日が経つにつれてガングリオンは大きくなり、1カ月後には痛みも出てきたため注射で液を抜いてもらうことになりました。

注射は、先生が言っていた通りかなり痛かったですが、ピンポン玉のようにポッコリ膨れていた手首もスッキリとして一安心しました。ところが、数カ月後、またもや同じところが膨らみはじめてガッカリすることに。ガングリオンは、液を抜いても袋が残っているため、また液が溜まってくることがあるそうです。それから現在まで4度ほど注射で液を抜きましたが、幸いここ2年くらいはガングリオンの再発はありません。

ガングリオンになってから関節の病気について気になりいろいろ調べてみましたが、ガングリオンに似た症状で脂肪腫や軟部腫瘍などの病気もあると知りました。同じように関節が腫れてきても「またガングリオンだろう」と素人判断をせずに、気になるときは早めに病院を受診することが大切だと実感しています。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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