社会人の息子が「巣立つ日」。ガランとした部屋に、経験したことのない感情が込み上げて...<後編>

「社会人になり一人暮らしをすることになった息子。引っ越し当日、笑顔で息子を送りだしたはずなのに...。ガランとした息子の部屋を見たら、今まで経験したことのない感情が込み上げてきて、涙が止まらなくなってしまったのです。これは『空の巣症候群』なのでしょうか。いつか息子の一人立ちを心から喜べる日がくることを待つばかりです」

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■これが「空の巣症候群」なの? 初めての感情に戸惑うばかり

息子が小学校低学年の頃、1人でベッドで寝られなくてずっと横についていたなとか、この部屋で一緒に宿題をやっていたなとか。

大きくなっても朝が弱く、なかなか起きなくて何度もこの部屋に息子を起こしに来たよなとか、いろいろな思い出が蘇ってきて涙が止まりませんでした。

息子の一人暮らしは、家庭の教育方針と子供部屋の関係で、以前から決まっていたこと。

しかも中学生や高校生で親元を離れるお子さんもいる中、うちは社会人のもう立派な大人の息子、しかも一人暮らしをスタートする時期が1年遅れたんだから寂しくない! 

そう自分に言い聞かせるのですが、涙はあふれてくるのです。

「うちの親は、俺が寮に入るときに実家から300キロも離れていて、簡単には会えなくなるのに泣かなかったぞ。息子の家は車で40分の距離じゃないか。なんでそんなに泣いてるんだ」

夫はそう言ってあきれていましたが、寂しいものは寂しいのです。

自分でも夫があきれる気持ちが理解できます。

子離れできない自分もなんだか恥ずかしいし、子どもの自立は本来喜ぶべきことでしょう。

それなのに、この寂しい気持ちをどうしても抑えきれません。

ガランとした部屋を見ると寂しくなるかもしれない。

この部屋がすっかり娘の部屋になり、息子がいない生活を何日か続けたらもう寂しくなくなるかもしれない。

そう思いながら数日がたちましたが、いまだに寂しい気持ちが拭えません。

これが「空の巣症候群」なのでしょうか?

あとは時間だけが頼りです。

時間が過ぎ、寂しい気持ちが薄れていき、息子の自立を心から喜べる日が来るのを待つばかりです。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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