「社会人になった息子が一人暮らしをすることになりました。それは、我が家の方針でもありました。引っ越し当日、荷物が運び出され、ガランとした部屋を見た私は、今まで経験したことのない感情に襲われたのです」

■社会人になったら一人暮らし。我が家の教育方針だったのに...
社会人の息子が一人暮らしを始めました。
これは「子どもがある程度の年齢になったら自立のためにも一人立ちさせる」という我が家の教育方針によるもの。
うちの夫は高校卒業後に会社の寮に入り、また夫の兄は大学入学と同時にアパートで一人暮らし...と、夫の実家がそのようにしてきたようです。
ただ、就職してすぐに一人暮らし、というわけにはいきませんでした。
社会人になったものの、当時の息子の給料では一人暮らしが出来るほどの余裕がなく、「お金が貯まったら一人暮らしをする」と決めていました。
うちには息子以外にも中学生の娘がおり、子ども部屋に出来る部屋が1つしかありません。
子どもたちの年齢が離れているため、子ども部屋はまずは息子の部屋、息子が自立した後に娘の部屋にする約束なので「自分の部屋が欲しいのに〜! お兄ちゃんが社会人になったら一人暮らしをして部屋を譲るって言ってたのに」と中学生になった娘は不満そうでしたが、先立つものがなければ一人暮らしは出来ません。
娘をなだめながら1年、ようやくお金のめどが立った息子が会社の近くに部屋を見つけ、一人暮らしをすることになったのです。
引っ越し当日。
荷造りを終え段ボールだらけになった息子の部屋から段ボールを運び、息子のものがすっかり無くなりガランとした部屋を見たら、なんだか寂しくて涙が止まらなくなりました。
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