アメブロで「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」を運営しているかづと申します。
息子の通う高校でPTAの会長に選出された時のお話です。
【前回】「PTA会長は着物で」「祝辞は筆書きで」卒業式や入学式、華やかな舞台裏のめんどくさい本音

卒業式が終わると翌月には入学式がある。
当然PTA会長の挨拶があり、今回も校長から「お着物で」とのご要望があったが、ぶっちゃけそんなに金がかかるようなことも出来ないので、やんわり且つはっきりとお断りした。
正直言って、次に続く方達のことを考えたら、『式典で会長はお着物』と言う決めごとを止めたかった意味もある。
入学式も滞りなく終了し、元卒業生であることを匂わせた祝辞はやはり来賓のお偉いさんたちには好評だった。
お着物でなかったことは校長にとっては気に入らなかっただろうが、来賓の皆さんから「PTA会長が卒業生でご立派ですな!」なんて言われたもんだから、私に対して内心苦々しく思いながらも校長も褒めるしかなく、目が笑ってないことだけは確かだった。
PTAとしては4月中に新入生の役員決めがあり、例年通り新1年生の各クラス担任が「この人なら」という保護者に連絡して役員を引き受けて貰う。
そして5月の総会を迎え、各報告等があり、そこで新役員の承認を貰う。
続いて退任の役員を代表して会長の私が挨拶し、「皆々様からの多大なご理解やご協力を賜りまして、無事に任期を終える事が出来ました」などと言ったが、無事では無かったことなんか数えきれないのをよく知っているメンバーたちは今にも吹き出しそうな顔つきだった。
新旧役員の席替えがあったのちに新会長からの挨拶があり閉会となる。
と、ここまでが毎年の総会の流れだったのだが、新旧の本部役員から「ここで退任されたかづさんからお言葉を頂きたいと思います」と言われて驚く。
いや、そんな突然...、前もって言っといてくれないと...。
まぁ、突然でも喋れるけどね(笑)
私は先のご挨拶に任期中のお礼の言葉を盛り込んだので、新役員の方達へのエールを述べることにした。
手短に二言三言話し、最後に「新会長の高橋さんをはじめ、全ての役員そして委員の方々になにとぞ皆様お力添えをよろしくお願い致します」と締めくくったら会場が大きな拍手で沸いた。
解散してからも引き続き本部や委員を引き受けてくれる方達から、「またいつでも来てくださいね!」と声を掛けられたが、「またね♪」と返事をしつつももう二度と来ることは無いと心に決めていた。
思い返せば、『元会長』と言う立場の者が毎回役員会に出てきては口を出すことが、このPTAを私物化してきた元凶だったのだ。
元会長が毎回役員会に出席して意見を言い、会長よりも実権のある話なんて今まで一度も聞いたことがなく、また『会長会』なるものがあり、PTAのみならず学校の決め事にも関与できるなんて他の高校でも聞いたことがない。
歓送迎会が終わり、新役員や委員の皆さんと退任したメンバーたちとで二次会にカラオケにともう本当に「これで最後」と別れを惜しんだ。
通常であれば新会長の高橋さんに「何かあったらいつでも相談してね」と言うところなんだろうが、逆に言うと何かあるたびに私の耳に入れなきゃならないと暗に圧を掛けていることになりはしないかと思い、別れ際にはその手の言葉は一切口にはしなかった。
それからの私は、PTAが終わったからと地域の役員を引き受けていたのでそちらでの活動が始まっていた。
何かしらでお役に立てるのであればと、次に集中し始めた頃に電話が掛かった。
新3年生の委員長である島崎さんだった。
島崎さんからは学年委員会の相談事だけでなく、ご家庭の事やお子さんの相談事で何度かお電話を頂いたことがあった。
「会長!あ!会長じゃなかった!かづさん!! 大変なんです!!」
「えっ!? どうしましたか!?」
「今PTAが大変なことになってるんです!聞いてませんか!?」
一気に手足が冷たくなっていく感じがした。
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